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スーパーや登山にも!?【着物の楽しみ方】苦しくない着つけで、着物がまるで普段着のよう!

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ゆうゆう編集部

半幅帯や手作り小物で自由に軽やかに着物を楽しむ

着物のとき、鶴田さんは大抵半幅帯を締める。浴衣に合わせることが多い帯だが、正絹に合わせても違和感はない。

「前で蝶結びにして後ろに回すだけなので、簡単に締められるようになりました。この着物はリユースなんです。きもぷらで購入しましたが、たしか3000円くらい(笑)」(鶴田さん)

着付けを習っても「着て行く場所がない」「一人だけだと恥ずかしい」という人も多い。そこで黒石さんは「着物散歩の会」を発足した。

「最初はこの近くの梅園に梅を見に行くくらいだったのですが、徐々に距離が延びて、上野の美術館に行ったり、鎌倉でお花を見たり……。着物でなくても参加OKなので気楽なんです」(鶴田さん)

黒石さんにとっての着物は「自分の体との対話」なのだと言う。「うまく着られず、何度もやり直すような日もあります。それは自分の内面の不安やあせりの表れ。着付けのやり方や順番だけでなく、自分と向き合う時間としての着付けを伝えていけたらと思っています」

鶴田さんのお気に入り小物

帯締めに麻ひもを使ったり、ブローチや素敵なボタンを自分で帯留めに加工したり……。遊び心のある小物使いで着こなしの幅が広がる。

黒石さんのお気に入り小物

「手仕事が好き」と言う黒石さん。布やレースの端切れで半襟を手作りしている。

「着物のときにも大きなバッグを使いたい」とバッグも手作り。花柄のバッグはスカーフをリメイクしたもの。

撮影/柴田和宣(主婦の友社) 取材・文/神 素子

※この記事は「ゆうゆう」2025年1月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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