旅行に持って行くペンは?文具ライターがバッグに入れる【8つの文房具】を紹介
旅先では、現地の文具店に立ち寄ってみることも楽しみのひとつです。
やはり香港でも日本の文具は随所にあり、その品質が信頼されていることをひしひしと感じます。
このたび購入してみたものはこれらでした。
赤と黒のハードカバーのノートは中国圏で古くからよく見られ、「紅黒簿」「紅黒筆記簿」「紅黒面硬皮簿」といった名称で売られています。
上の写真でそのノートを二つ並べてありますが、右のものが現在見られるもので、赤と黒は1枚の紙に印刷されています。しかしこれは古くは赤い紙と黒い紙を貼り合わせてあり、近年すっかり見なくなっていたのが珍しく店頭に見つかって、それが左のものです。嬉しくなって買ってしまいました。
そして右にあるのはずいぶん長めのシャープペンシル用0.5mm芯、左は日本のMAXのステープラーです。
こちらのMAX HD-10は1973年に発売されたロングセラーで、鮮やかなライトグリーンは日本で見ないものだった(厳密にはデザインの異なるHD-10Dでしか見たことがなかった)ため、購入。こうした色み違う製品を見つける機会があるのも、旅先文具の楽しいところです。
また、今回は中国の作家であり独立系書店の「単向街書店」の創業者でもある許知遠(きょ・ちぇん/Xǔ zhī yuǎn)氏の講演会に行きました。そこでのメモに、持ちもの①のシステム手帳とシャープペンシルが役立った次第です。
街中すっかりクリスマスで、至るところにツリーの装飾が見られました。
写真は香港空港のキャセイパシフィック航空ラウンジ入口の飾りつけです。
眺めていると、持ちもの⑦のジャバラノートに書き加えたくなり、手で書き記すことによって記憶が昇華されるように感じます。
その記憶の昇華とは、いつしか忘れてしまいそうなその時の高揚を紙に定着させて、明日への情熱に変える作業なのだと思えます。
旅の思いを未来への活力源へとつなげるべく、文具を生かしてまいりましょう。
良き年末年始をお過ごしください!
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