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【ガーデニング】寒冷地での冬越しや剪定、どうする? 初心者のバラ育てQ&A

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吉原美奈子

Q 雪が少なくて寒い地域の冬越しは?

A バラ栽培においては、積雪が多い地方より、低温で雪が少なく冬の寒風が強く吹く地方のほうが条件は厳しいと言えます。

こうした地域では耐寒性の強い品種を選ぶことが重要ですが、それでも低温と寒風によって枝が割れたり折れたりし、最悪の場合は枯れてしまうこともあります。

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レイクガーデンにある‘ポールズ ヒマラヤンムスク’のドーム。桜の花びらや星が降るような趣があり、ずっとたたずんでいたくなります。(筆者撮影)

積雪地と同様にざっと刈り込む仮剪定をし、支柱を立てて寒冷紗で株を覆って防寒します。
また、寒さで株元の土が凍ってしまい、根に悪影響を及ぼすこともあるため、周囲の土や新しい培養土株元にこんもりと高く寄せる盛り土をして株を守ります。

大切にしている庭植えのバラを冬の間だけ掘り上げて鉢植えにし、冬越しさせることも可能です。
ただし、鉢上げしたバラを屋内に入れておくといろいろな病気が発生します。
バラは外気の中で育てるのが基本なので、日中は外気にあてて夜間や早朝は室内に取り込むなどの調整をしてください。

積雪地も、雪の少ない寒冷地も、防寒の作業は本格的な寒さが来る前に行うのが基本ですが、済ませていない場合はすぐに行いましょう。

地域にもよりますが、3月下旬(春のお彼岸ごろ)になり寒さが緩んできたら、少しずつ寒冷紗をはずし、その後に冬の剪定を行います。

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鉢上げとは、タネまきやさし木で育った小さな苗を、根がしっかりしてきた段階でポットや鉢に移して育てる作業です。

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寒冷紗とは、綿や化学繊維でできた目の粗い布で、植物を日差しや霜、害虫から守るために使います。目の粗さや色の違いで、遮光率が変わります。

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寒冷地とは、平均気温が低く、冬季に雪や霜が多く降る地域を指し、園芸においては栽培可能な植物が限られる環境です。北海道や本州内陸部などが該当し、霜害や冬越しの難しさが課題になります。寒冷地では耐寒性の高い宿根草や球根植物が重宝され、逆に熱帯性植物は室内での越冬が必要です。栽培カレンダーも地域ごとに調整が必要で、気候に合った植物選びがガーデニング成功の鍵となります。

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培養土とは、植物を育てるために使う土のことです。数種類の土がブレンドされた市販の培養土は、通気性、保水性、排水性、養分のバランスがよく、初心者でも失敗なく植物を育てられます。植物の種類(花、野菜、多肉植物など)ごとに専用の培養土も市販されています。

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冬越しとは、寒さに弱い植物を冬の寒さや霜から守って生き延びさせるための管理方法です。屋外に置いている鉢植えを室内に取り込んだり、花壇の土の表面にワラや落ち葉などを敷き詰めたりします。

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誘引とは、植物の枝やつるを支柱やフェンスに沿って結びつけ、形を整えたり、日当たりをよくしたりする作業です。生長に合わせて、ひもなどでやさしく固定します。見た目を美しくするだけでなく、花つきや収穫量にも影響します。

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樹高とは、地面から樹木の最も高い部分までの高さを指す言葉で、庭木やシンボルツリーを選ぶ際の重要な目安となります。植物の種類や品種によって最終的な樹高には大きな差があり、適切な樹高を見極めて植栽することで、住宅や周囲の景観と調和したガーデニングが実現できます。また、生長のスピードや剪定のしやすさにも関わるため、メンテナンスの観点からも考慮すべきポイントです。

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株元とは、植物の茎が地面と接するあたり、根元の部分を指す言葉で、水やりやマルチング、病害虫の発生チェックなど園芸作業の上で注目すべき場所です。特に多年草や樹木では、株元の通気性や湿度が健康維持に大きく関係し、落ち葉や腐葉土のたまり過ぎによって蒸れたり、カビが発生するリスクもあるため注意が必要です。冬越しや剪定後の管理でもポイントになる場所です。

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支柱とは、植物が倒れたり茎が曲がったりするのを防ぐために立てる棒状の補助具。特に生長とともに高さが出る植物や、実が重くなる果菜類、つる性植物などに欠かせない資材です。ガーデニングでは、支柱の材質や形状によって景観にも影響を与えるため、景観に馴染む自然素材のものや色つきのものを選ぶことで、植物の生長を支えつつ庭の美しさとの両立を図ることができます。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

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休眠とは、植物が生長を一時的に停止して、寒さや乾燥などの不利な環境から身を守る生理状態のことを指します。球根や落葉樹などでは、冬の寒さに備えて活動を停止し、気温が上がると再び芽吹きます。休眠中の植物は水や肥料をそれほど必要としないため、過湿や過剰施肥を避けて管理することが大切です。休眠の有無や期間を知ることは、植え替えや剪定の適期を見極めるうえでも重要です。

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