記事ランキング マンガ 連載・特集

【ガーデニング】寒冷地での冬越しや剪定、どうする? 初心者のバラ育てQ&A

公開日

更新日

吉原美奈子

Q 雪が少なくて寒い地域の冬越しは?

A バラ栽培においては、積雪が多い地方より、低温で雪が少なく冬の寒風が強く吹く地方のほうが条件は厳しいと言えます。

こうした地域では耐寒性の強い品種

品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

詳細を見る
を選ぶことが重要ですが、それでも低温と寒風によって枝が割れたり折れたりし、最悪の場合は枯れてしまうこともあります。

【ガーデニング】寒冷地での冬越しや剪定、どうする? 初心者のバラ育てQ&A(画像5)

レイクガーデンにある‘ポールズ ヒマラヤンムスク’のドーム。桜の花びらや星が降るような趣があり、ずっとたたずんでいたくなります。(筆者撮影)

積雪地と同様にざっと刈り込む仮剪定

剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

詳細を見る
をし、支柱を立てて寒冷紗

寒冷紗とは、綿や化学繊維でできた目の粗い布で、植物を日差しや霜、害虫から守るために使います。目の粗さや色の違いで、遮光率が変わります。

詳細を見る
で株を覆って防寒します。
また、寒さで株元の土が凍ってしまい、根に悪影響を及ぼすこともあるため、周囲の土や新しい培養土

培養土とは、植物を育てるために使う土のことです。数種類の土がブレンドされた市販の培養土は、通気性、保水性、排水性、養分のバランスがよく、初心者でも失敗なく植物を育てられます。植物の種類(花、野菜、多肉植物など)ごとに専用の培養土も市販されています。

詳細を見る
を株元にこんもりと高く寄せる盛り土をして株を守ります。

大切にしている庭植えのバラを冬の間だけ掘り上げて鉢植えにし、冬越し

冬越しとは、寒さに弱い植物を冬の寒さや霜から守って生き延びさせるための管理方法です。屋外に置いている鉢植えを室内に取り込んだり、花壇の土の表面にワラや落ち葉などを敷き詰めたりします。

詳細を見る
させることも可能です。
ただし、鉢上げ

鉢上げとは、タネまきやさし木で育った小さな苗を、根がしっかりしてきた段階でポットや鉢に移して育てる作業です。

詳細を見る
したバラを屋内に入れておくといろいろな病気が発生します。
バラは外気の中で育てるのが基本なので、日中は外気にあてて夜間や早朝は室内に取り込むなどの調整をしてください。

積雪地も、雪の少ない寒冷地も、防寒の作業は本格的な寒さが来る前に行うのが基本ですが、済ませていない場合はすぐに行いましょう。

地域にもよりますが、3月下旬(春のお彼岸ごろ)になり寒さが緩んできたら、少しずつ寒冷紗

寒冷紗とは、綿や化学繊維でできた目の粗い布で、植物を日差しや霜、害虫から守るために使います。目の粗さや色の違いで、遮光率が変わります。

詳細を見る
をはずし、その後に冬の剪定

剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

詳細を見る
を行います。

▼あわせて読みたい▼

>>【ガーデニング】バラの基礎体力をつける【元肥】の与え方とは? 初心者のバラ育てQ&A >>【ガーデニング】鉢植えバラの冬の管理どうする?初心者のバラ育てQ&A >>【ガーデニング】年末からはバラ仕事が目白押し!まずは鉢植えバラの手入れを

PICK UP 編集部ピックアップ

誘引とは、植物の枝やつるを支柱やフェンスに沿って結びつけ、形を整えたり、日当たりをよくしたりする作業です。生長に合わせて、ひもなどでやさしく固定します。見た目を美しくするだけでなく、花つきや収穫量にも影響します。

詳細を見る
画面トップへ移動