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【ガーデニング】梅が咲いた!春の訪れを告げる花木[12選]鉢植えでも育てやすい

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光武俊子

甘い香りを漂わせる壺形の花【アセビ】

開花期:2~4月
樹高:1.5~3m

日本や中国に自生する常緑の低木です。壺形の小花を穂状に咲かせて甘い香りを放ちます。枝葉に有毒成分があり、馬が食べるとふらふらになるので、馬酔木といいます。日陰気味の場所では花数が減りますが、よく成長。花後はすぐに軽く刈り込んで、樹形を整えます。

春は黄金花、秋は赤い実が楽しめる【サンシュユ】

開花期:3~4月
樹高:6~8m

黄色い小花がドーム状に咲く姿から春黄金(はるこがね)花とも呼ばれ、秋には紅葉と真っ赤な実が目を引いて秋珊瑚(あきさんご)と呼ばれる、楽しみの多い木です。高木なので、開花期をのぞいて随時混み合った枝をすかし剪定

剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

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して、コンパクトな樹形を保ちます。

白く煙るような小花のシャワー【ユキヤナギ】

開花期:2~4月
樹高:1~2m

しなやかな枝に白い小花がびっしりと咲き、ボリューム感と動きがあります。切り枝にしても長く楽しめて人気です。ピンクの'フジノピンク(フジノピンキー)’という品種

品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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もあります。株姿は乱れにくいものの成長が早いので、開花後すぐに株の半分ほどに切り詰め。

クリーム色の小花を重ねて吊り下げる【トサミズキ】

開花期:3~4月
樹高:2~4m

名前どおり高知県原産の落葉低木で、宮崎県原産のヒュウガミズキもあります。香りのよい小花を重ねて吊り下げる姿が独特。分枝はまばらでワイルドな雰囲気のある灌木

灌木とは、高さがあまり高くならない低木類のことで、一般的には、主幹と枝の区別がはっきりしない、3メートル以下の木本植物を指します。ドウダンツツジやアジサイ、サツキなどが代表的で、手入れもしやすいです。

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で、株元からひこばえがよく出て株立ち

株立ちとは、一本の太い幹ではなく、根元から複数の幹が立ち上がる樹形を指します。自然な風合いが魅力で、雑木風の庭づくりに向いており、庭木としても人気です。代表的な植物にはアオダモやシマトネリコなどがあります。

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に。剪定

剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

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の必要はほとんどなく、盆栽にも利用されます。

【ガーデニング】梅が咲いた!春の訪れを告げる花木[12選]鉢植えでも育てやすい  (画像21)

トサミズキ

【ガーデニング】梅が咲いた!春の訪れを告げる花木[12選]鉢植えでも育てやすい  (画像22)

ヒュウガミズキ

落葉樹の植えつけは今が適期

落葉性の花木

花木とは、季節ごとに美しい花を咲かせる木本植物のことで、観賞を目的として庭木や公園などに植栽されます。ウメやサクラ、ツツジ、ツバキなどが代表的で、四季の移ろいを楽しめます。樹形や花色のバリエーションも豊富で、和風・洋風どちらの庭園にも取り入れやすい植物です。

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は、落葉して休眠している時が植えつけ適期です。園芸店には晩秋から開花期前後に苗木が多く出回ります。ポットで販売されている苗木を、8~9号(直径24~27㎝)の鉢に植えましょう。

少し重さのある樹木用の培養土

培養土とは、植物を育てるために使う土のことです。数種類の土がブレンドされた市販の培養土は、通気性、保水性、排水性、養分のバランスがよく、初心者でも失敗なく植物を育てられます。植物の種類(花、野菜、多肉植物など)ごとに専用の培養土も市販されています。

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に、緩効性の化成肥料を元肥

元肥とは、植物を植える前や植えつけ時に、あらかじめ土に混ぜ込んでおく肥料のことです。追肥とあわせて行うと元気に育ちます。

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として混ぜます。用土

用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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をつついて詰めながら、鉢縁から2~3㎝ほど下まで入れて植えると、水やりしても水がこぼれません。植えつけ後は鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水やりします。

開花まで日によく当たり、できれば北風が強く当たらない場所で育てましょう。日差しのなかで蕾が膨らみ始めると、ワクワク感が高まります。今年の春は木の花で始めましょう!

※2024年2月7日に配信した記事を再編集しています。

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切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を途中で切り詰める作業で、植物の形を整えたり、次の花や芽の発生を促す目的で行います。開花後に行うことが多く、風通しをよくし、病害虫の予防にもつながります。

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徒長とは、植物の茎や葉が不自然に間延びしてひょろひょろと生長してしまう状態を指します。日照不足、チッ素肥料の与えすぎなどが原因で、弱々しい株になりやすく、病害虫にもかかりやすくなります。

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原種とは、交配などで改良された植物の親や祖先にあたる種のことです。人間の手による品種改良や交配が行われていない、自然のままの状態で存在する野生種のことを指します。

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