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【70代の断捨離】「365日以上分あった服→パンツはたった3本に!」ドラマスタイリスト・西ゆり子さん

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ゆうゆう編集部

ひとり暮らしで寂しい、ということがわかっただけいい。最後は誰でもひとりだから

「両親や夫を見送ったときに思ったのは、結局、最後はみんなひとりだということ。だから今ひとりの寂しさを考えるより、自分のやりたいことを考えるほうがいい」

そう語る西さんには、目標がある。

「長年、スタイリストとして洋服に関わってきましたが、今後は多くの人におしゃれの楽しみを伝えたいんです。なぜなら、自分の好きなものを見極めて自分のために装えば、それだけで前向きな気持ちになれるから。そうしてみんなが笑顔になれればいさかいもなくなり、戦争もなくなるかもしれないでしょう。たかが洋服のことですが、私はそこまで思ってしまうの(笑)。だから寂しがっている暇はないんです」

今シーズンのコーディネート① 大人になったら派手こそ命!

イッセイミヤケの赤のダウンコートはなんと30年もの。唯一、断捨離をくぐり抜けたお気に入り。オレンジのシャツはH&Mとラバンヌのコラボ商品。襟や袖に明るい色が入るだけでコーディネートが華やぐ。

コートを脱いだら

今シーズンのコーディネート② 派手色×派手色は彩度を合わせる

意外な色合わせがすっきり決まると心も躍る。「派手な色は、濁っているか澄んでいるかを見て合わせれば大丈夫。これは澄んだ色どうしです」。ショート丈のピーコートは俳優の板谷由夏さんが手がけるSINMEのもの。

コートを着たら

今シーズンのコーディネート③ モノトーンは攻めの姿勢で!

西さんにとってモノトーンは「攻め」の色。会議で意見を言う日などに活用してきたそう。逆にいえば、無難だからと黒を選ぶのはNG。ボリューミーなシャツにタイトスカートでバランスよく。コートにはドットのスカーフを合わせて。

コートを着たら

西ゆり子さん【ひとり暮らし 私の日日是好日】

❶ひとり暮らしで磨かれる感性こそ宝物

❷お気に入りに囲まれて過ごす時間が次への力に

❸おしゃれも暮らしも引き算。「本当に必要?」と常に問う

❹不安や寂しさも一興。守りに入る人生はつまらない

撮影/中村彰男 
取材・文/志村美史子

※この記事は「ゆうゆう」2025年3月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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