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「加湿器のなかでも特に粘膜にいい種類は…」【花粉症対策】耳鼻咽喉科医がすすめる家電活用法

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浦長瀬 昌宏

エアコンは定期的にきれいに

夏は冬よりも空気中の水分量がかなり多いので、夏はあまり加湿を考える必要はありま せん。夏場に湿度が高すぎると、かびやダニが発生しやすくなってしまいます。

エアコンで発生したかびを吸い込むことで起こる病気に「夏型過敏性肺炎」があります。 この病気は、おもに夏に増殖しやすいトリコスポロンというかび(真菌)を吸い込むことで、肺に炎症が起こります。

症状はせきや発熱などで、夏かぜとほぼ変わりません。長期間かびを吸い込み続けると慢性化し、呼吸困難やせきが続いてしまうことがあります。

この病気を防ぐためには、エアコンの内部を定期的にきれいにすることが必要です。

エアコンで冷房運転をすると内部に結露が発生します。それを放置していると、かびが発生しやすくなります。冷房を使い終わったあとは30分~1時間ほど送風運転にし、エアコンの中を乾燥させるといいでしょう。

扇風機は直接体にあてない

夏の冷房器具として、扇風機もよく使われます。

扇風機は電気代も安く、手軽に使えるので便利です。

ただし、扇風機の風が顔や首にあたると鼻やのどの粘膜が乾燥しやすくなるし、冷えて よくありません。扇風機の風は直接体にあてず、部屋の空気を循環させるように使うほうが体にはやさしい使い方です。

※この記事は『肺炎・ウイルス感染症にならないのど・鼻の粘膜の整え方』浦長瀬 昌宏著(主婦の友社編)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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肺炎・ウイルス感染症にならないのど・鼻の粘膜の整え方

浦長瀬 昌宏著
主婦の友社刊

耳鼻咽喉科医はマスクなしでも感染しないのはのど、鼻の粘膜を鍛えているから。だれでもできる粘膜強化で感染症を防ぎましょう。
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