【とよた真帆さん】94歳の母との同居生活は?亡き夫の残した仕事も引き継ぐバイタリティのワケ
夫のやり残した仕事を進めるのも大事な役目
趣味に仕事に、落ち込んでいる間もないほど充実した毎日。それはきっと青山監督も望んでいた姿なのだろう。
「そうでしょうね。彼は私の性格を見抜いていたから、自分がいなくなっても真帆は大丈夫だろうと思っていたでしょうね」
青山監督がやり残した仕事が多々あり、それを引き継ぐのもとよたさんの役目の一つだ。
「青山が書いた原作や脚本があり、それを映画化したいのです。未発表の小説を出版する話も出ています。もう青山の意見を聞くことはできないけれど、私が彼の遺志をくんで、進めていかなければ。青山の名を汚してはいけないので、自分のことよりも慎重になりますが、これもすごく楽しみな仕事です」
とよた真帆さんの「プラス思考」で生きるヒント
予定を入れて考え込む時間をつくらない
悲しいとき、落ち込んだときは、マイナス感情をストップさせるために「考える時間をつくらない」のが、とよた流。仕事、家事、趣味、買い物……予定を詰め込んで、忙しく過ごす。
「やりたい」と思ったら即行動
仕事も趣味も「やりたい」と思ったら即行動し、可能性を広げてきた。「やってみたことはすべて経験になるし、何か起こっても、好転させるためには何をすべきか考えればいい」
世代の違う友人をもち、刺激を受ける
「人はそれぞれ魅力、才能があり、情報をもっている。だから人と会っておしゃべりをすると得るものがあって楽しい」。特に世代が違うと、発見や刺激があり、思考の幅が広がる。
撮影/山田崇博
取材・文/村瀬素子
※この記事は「ゆうゆう」2025年4月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
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