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【和田秀樹さん】60歳を超えると元気になる女性の秘密「元気ホルモン」の増やし方を伝授!

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志賀佳織

ストレスに対する2つの処理方法

家事・介護 上手に逃げれば うまくいく

幸齢期は、自身の今後を考える時期であると同時に、まだ親の介護に追われている人も多い世代。自分らしく楽しんでと言われても、そうはいかない事情を抱えているケースも少なくない。その場合に和田さんが勧めるのが、できないことからは上手に逃げるという方法だ。そう言うと、あまりイメージがよくないかもしれないが、逃げることは決して卑怯でもズルいことでもないと言う。
「たとえば、適応障害という疾患があります。生活の中で生まれる日常的なストレスに上手に対処できずにその結果、抑うつや不安感などが生じる病気です。その治療法には二つしかありません。一つは休職したり、学校を休むこと。つまり『逃げる』ことで、原因となるストレス状態の軽減を目指すことです。もう一つはそのストレスのもとになっているものに対する受け止め方、捉え方を変えることです」
家事や介護はすぐに投げ出すことはできないが、今行っているやり方からは逃げることができる。どうやったら楽にできるかを徹底的に考えて、楽なほう楽なほうを選び、自身の幸齢期も無理することなく豊かにしていきたい。

撮影/佐山裕子(主婦の友社) 取材・文/志賀佳織 イラスト/ピクスタ
※この記事は「ゆうゆう」2025年5月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

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