やりたいこと100のうち64を叶えた【畠中雅子さん】夢が実現する「リスト」の書き方とは?
ファイナンシャルプランナーとしてフル活動しながら、私生活では3人のお子さんを育ててきた畠中雅子さん。多忙な毎日でも「行きたい場所に行き、したいことをする」。そんな生き方の秘訣は、やりたいことリストにありました!
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畠中雅子さん ファイナンシャルプランナー
はたなか・まさこ●ファイナンシャルプランナー。
雑誌、新聞、ウェブなどに多数の連載をもち、全国で講演を行う。
「高齢期のお金を考える会」「働けない子どものお金を考える会」を主宰。
『70歳からの人生を豊かにするお金の新常識』(高橋書店)、『お金のプロに相談してみた! 息子、娘が中高年ひきこもりでもどうにかなるって本当ですか?』(時事通信出版局)など、著書多数。
自分が決めた目標を叶えることは無上の喜び
畠中雅子さんが、初めて「やりたいことリスト」を作ったのは40代半ば。きっかけは、「100のやりたいことをリストにして実現していく韓国ドラマに感動したこと」だったという。
「当時は3人の子どもが学齢期で公私とも多忙を極めていましたが、ドラマをまねてリストを作ったら『必ず叶えたい!』という気持ちで時間をひねり出し、年に複数回の海外旅行を実現できました。このとき、自分が決めた目標を達成することに、無上の喜びを感じたんです」
畠中さんのやったことリスト
やりたいこと100のうち、現在64個を達成!「時間やお金のやり繰りが大変なこともありましたが、達成したリストを見ると、『頑張ってよかった!』と思います。自分のお金の使い方や生き方にも、自信がもてるように」
子育てが一段落すると、やりたいことリスト実現のスピードが加速。「話題の店でタイ料理を食べる」など身近な目標から、「世界中のミニチュアミュージアムを巡る」など大きな夢まで、リストに書いては実行してきた。
「ポイントは、やりたい時期と費用を書き出すこと。『移動に時間と体力が必要なこの目標は、50代で』『これは、時間も予算もある来年に』などと調整するうちに、優先順位がはっきりしてきます。リストを作成したから、ベストなタイミングで、やりたいことが実現できました」
他にも家計管理の面でメリットが。「やりたいことが明確になると、実現に向けてムダ使いが自然に減る」という。
「以前はブランドバッグや外食に漫然とお金を使っていたのですが、本当にやりたいことがわかったら、物欲はなくなりました(笑)。年間の特別支出予算を決めて費用を捻出しつつ、貯金簿で使いすぎをいさめてやり繰りしています」
ゆうゆう世代になると、「いつかやろう」と先延ばしする時間的余裕は、実はあまり残されていない。
「誰しも、病気やケガで動けなくなったとき、『やりたいことをしておけばよかった』と後悔したくはないはず。やりたいことリストは、年齢やお金を言い訳にしないで、楽しみながら人生を全うするための強力なツール。ぜひトライして!」
やりたいことリスト4つの効果
人生の優先順位がはっきりする
リストに書き出すうちに、自分の本当に好きなことが明確に。「単なるストレス発散や興味がないものには、時間もお金もかけなくなります」
自分の「本当の思い」に気づいて、人生がより楽しくなる
リスト化すると、思いがけない一面に気がつくことも。「私の場合、リストが行きたい場所ばかりで『旅好きだったんだ!』と気づくきっかけに」
ベストタイミングを逃さない
やりたい時期を書くと、逆算して実現のためにいつ、何をすればいいか準備が可能に。「資金面、情報面とも万全なタイミングで実行できます」
ムダ使いが減り、お金を上手に使えるようになる
目標のためにと、ポジティブにお金と向き合えるようになる。「やみくもに貯金したり、浪費したりしなくなって、お金の使い方の満足度が上がります」
畠中さん流「必ず叶える」ための書き方のコツ
目標の「実行時期」「予算」「資金の出どころ」を明確に
やりたいことリストを夢で終わらせないためには、「実行時期(または締め切り)」「かかるお金」「資金の出どころ」を書き加えて。「単なる夢が実現する目標へと変わり、モチベーションがアップします。費用は相場を調べて、どこから出せるかを検討を。目標時期が早い順に書くと、『月5000円ずつ積み立て』など今やるべきことも見えてきます」
取材・文/横田頼子
※この記事は「ゆうゆう」2025年5月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
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