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【ガーデニング】アジサイを長く楽しむには?買った後のお世話、色の変化のヒミツも

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光武俊子

コンパクトに保ち、来年も咲かせるための剪定

花が終わって色あせてきたら、7月ごろには半分ほどの高さで枝を切ります。アジサイは今年伸びた枝に来年の花芽ができるので、花芽ができる前に株をコンパクトにするための剪定

剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

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をするわけです。葉のあるすぐ上の位置で切ると、わき芽が伸びて花芽がつきます。

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花後の剪定

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切った位置から脇芽が伸びる

切った花房はドライフラワーにして楽しめます。花首を落とした剪定

剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

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枝は茎ざしにして株をふやすこともできます。アジサイの葉は大きいので、葉を小さく切って蒸散を抑え、発根を促進する薬剤を添付するとよいでしょう。さし木後はビニール袋をかぶせるなどして湿度を保ちます。

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ドライフラワー

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さし木

最近はナチュラリスティックガーデンの流れで、アジサイの花がらをそのまま残して楽しみたいという方もいらっしゃるでしょう。そういう方にはアメリカアジサイ‘アナベル’やカシワバアジサイがおすすめです。

’アナベル‘などは、翌年伸び出る新梢に花芽ができるので、春先まで花がらを楽しんでから剪定

剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

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しても来年の花芽を切り落としません。一般的なアジサイよりかなり深く、地際まで切り戻すと、新枝が勢いよく伸び出します。

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切り戻した株元から出た新枝

切り戻し

切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を途中で切り詰める作業で、植物の形を整えたり、次の花や芽の発生を促す目的で行います。開花後に行うことが多く、風通しをよくし、病害虫の予防にもつながります。

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たら、ゆっくり働く緩効性の固形肥料を株元に規定量与えて、お礼肥

お礼肥とは、植物が花を咲かせたり、果実を実らせた後に施す肥料のことです。消耗した栄養を補給し、翌年の花つきや生長を促すために行われます。

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えとします。冬は葉を落とし休眠しますが、表土が乾いたらすこし間をおいて水やりしてください。3月に新芽が動き出したら、また肥料を与えて来年も花を楽しみましょう。

▼※2024年5月1日に配信した記事を再編集しています。▼

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八重咲きとは、花びらがたくさん重なって咲く花のことです。通常の花よりも華やかでボリュームがあり、豪華な印象を与えます。バラ、ダリアなど、多くの植物に八重咲きの品種があります。

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根腐れとは、土の水はけが悪いことによって、植物の根が腐ってしまう状態をいいます。肥料の与えすぎでも根腐れが起こることがあります。根腐れをほうっておくと、葉がしおれたり枯れたりします。

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培養土とは、植物を育てるために使う土のことです。数種類の土がブレンドされた市販の培養土は、通気性、保水性、排水性、養分のバランスがよく、初心者でも失敗なく植物を育てられます。植物の種類(花、野菜、多肉植物など)ごとに専用の培養土も市販されています。

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用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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