「可愛いけれど、お金が追いつかない?」孫への“出費”とマイルール【中道あんさん流】
孫のお世話あるある。大変の一言に尽きます!
いま私は、息子家族に第二子が誕生したので、母子が入院中に上の孫の面倒をみるために息子の家に泊まり掛けで来ています。
第一子のときにどんなお祝いをしたのかハッキリ覚えていなくて、お祝いをどうしようかと悩んでいました。このように、そのときどきの気前で贈っていたら孫に対して平等でなくなってしまいます。これから、まだ孫が増えるかもしれないので、出産祝いは3万円と決めました。
さて、孫のお世話ですが、自分が親だったときは叱れていたのに、孫には「いい顔をしたい」という保身と「自分が口出すことではないのでは?」とためらってしまいます。現代は、「対話型のしつけ」で、昔のように「雷を落とす」なんてことはしません。叱ったあとで「うちの教育方針」と違うなんてこともあるかもしれない。
「ダメなことはダメ」と言いつつ、関係性を壊さないように伝えるって、めちゃくちゃ骨が折れる作業で、大変の一言に尽きます。1週間の約束で引き受けましたが、仕事の何十倍も疲れます。そんな様子を見通してか、「子どもの面倒をみてもらうので」といってお礼を渡されました。
2歳くらいのとき、4日間ほど泊りがけで面倒をみたことがあります。その時もお礼にとお金の入った封筒を渡されましたが、受け取りませんでした。今回も、「お気持ちだけでいただきます」と断ったのですが、むりやり押し付けられるように渡されました。
はじめは、帰りにそっと置いて帰るつもりでしたが、これって私が「受け取り下手」なのかも……とも感じました。素直に受け取る方が息子も喜ぶんじゃないかと思い、遠慮なくいただくことにして滞在期間中の食費や孫とのレジャー費に宛てました。わずかに残った分は愛犬の世話をしてくれている娘に協力金として渡すことにしました。
最近、50代以降の女性から副業の相談をよく受けますが、その理由に「孫に気前よくお金をかけたいから、月に5万円くらい稼ぎたい」ということが少なくありません。その気持ちは、とってもよく分ります。
私も、働けるだけ働こうと思うのは、子どもや孫にカッコいい母でありお婆ちゃんでありたいという気持もありますから。これから、孫が成長するにつれてお年玉や誕生日祝い、クリスマスプレゼントなども増えていくでしょう。
「愛」は見える形で贈りたいんだけれど、私の場合、“ひとりが限界”ですね。これからは、お祝い事やお年玉などもマイルールを決めて、孫たちへの不公平がないようにしたいと思います。
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