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【ガーデニング】切って挿すだけ!かんたん挿し木でお気に入りの植物をふやそう

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光武俊子

つる性植物も挿し木できる【ポトス、アイビー】

ここまで紹介した植物は低木だったり、茎がしっかりしているものばかりです。けれども、自立できないつる性の植物でも、挿し木

挿し木とは、植物の枝、葉、根などを切り取り、土にさして新しい根や芽を発生させる繁殖方法です。​この方法は、親株の特性をそのまま引き継ぐため、同じ性質の植物をふやすことができます。

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やとり木で株をふやせます。

例えば、つるが途中で切れてしまったポトスを水に挿しておくと、簡単に根が出ます。
また、長く伸びたアイビーのつるをU字ピンで地面に密着させると根が出る(根伏せといいます)ので、つるを切り離せば新しい株が誕生です! 

水挿しも根伏せも、切り離したつるは鉢や庭に植えられます。

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ポトスの水挿し

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アイビー

葉っぱ1枚からでも再生できる【セダム、サンセベリアなどの多肉植物】

茎葉に水分を蓄えている多肉植物

多肉植物とは、​乾燥地帯に適応するため、葉や茎、根に水分を貯蔵する組織をもつ植物の総称です。アロエ、エケベリアなどが代表的です。​ぷっくりとした独特の形状や多様な色彩が特徴で、室内外の観賞用として人気があります。

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は、葉っぱ1枚からでも再生できるのが特徴です。セダムなどはちぎれて落ちた葉が、落ちた先の植物の用土

用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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に根を張ることもあります。

おもしろいのは再生するのが葉ではなくて株全体ということ。1枚の葉先にミニ株が誕生します。また、徒長

徒長とは、植物の茎や葉が不自然に間延びしてひょろひょろと生長してしまう状態を指します。日照不足、チッ素肥料の与えすぎなどが原因で、弱々しい株になりやすく、病害虫にもかかりやすくなります。

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などして姿の乱れた株の茎葉を挿し木

挿し木とは、植物の枝、葉、根などを切り取り、土にさして新しい根や芽を発生させる繁殖方法です。​この方法は、親株の特性をそのまま引き継ぐため、同じ性質の植物をふやすことができます。

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して、株を更新することも簡単。新たにミニ寄せ植え

寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。

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がいくつもできて嬉しいものです。

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葉から子株ができたセダム

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子株のできたサンセベリア

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下葉が枯れあがったマンネングサを用土に挿す

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挿し穂でつくるミニ寄せ植え

PICK UP 編集部ピックアップ

つる性植物とは、自らの茎や葉を他の物体に絡ませたり、巻きつけたりして生長する植物のことです。​代表的なものに、アサガオ、クレマチス、スイートピーなどがあり、フェンスやトレリスを利用して立体的な演出が可能です。

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切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を途中で切り詰める作業で、植物の形を整えたり、次の花や芽の発生を促す目的で行います。開花後に行うことが多く、風通しをよくし、病害虫の予防にもつながります。

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木質化とは、もともと茎が柔らかい植物の茎や枝が、時間の経過とともに固く、木のように変化する現象を指します。木質化は植物の体内にリグニンという物質がふえることによって起こるとされています。

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培養土とは、植物を育てるために使う土のことです。数種類の土がブレンドされた市販の培養土は、通気性、保水性、排水性、養分のバランスがよく、初心者でも失敗なく植物を育てられます。植物の種類(花、野菜、多肉植物など)ごとに専用の培養土も市販されています。

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花木とは、季節ごとに美しい花を咲かせる木本植物のことで、観賞を目的として庭木や公園などに植栽されます。ウメやサクラ、ツツジ、ツバキなどが代表的で、四季の移ろいを楽しめます。樹形や花色のバリエーションも豊富で、和風・洋風どちらの庭園にも取り入れやすい植物です。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

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