【62歳リアルな家計簿】子どもへの仕送りが家計を圧迫!? 老後の安心と子どもの自立を叶えるには?
高齢期の家計管理に詳しい畠中雅子さんが、読者の家計の悩みに答える好評の連載! 老後の思わぬハードルとなるのが、子や孫の存在。いくらかわいくても、多額の援助が続くと自分たちの生活が危うくなります。今回は夢を追う子どもをサポートして老後資金がつくれない読者に、畠中さんが問題を鋭く指摘します。
「高齢期のお金を考える会」主宰
ファイナンシャルプランナー
畠中雅子さん
はたなか・まさこ●雑誌、新聞、ウェブなどに多数の連載をもち、全国で講演を行う。「高齢期のお金を考える会」「働けない子どものお金を考える会」を主宰。
高齢者施設への住み替え資金プラン、働けない子どもへの親亡きあとのアドバイスなどに定評がある。著書多数。
将来、年金がもらえなくても夢を追う三女をサポートしたい。この生活を続けたいけれど……
ゆかりさん(仮名・62歳)
● 茨城県在住
● 長女(38歳)、二女(35歳)と3人暮らし
● 賃貸アパート
●3つのパートをかけもち
プロダンサーを目指す三女を家族で応援し、「生活費の残りは全額三女に仕送り、休日は家事を手伝っています」。会社員の長女を除き、ゆかりさんと、心療内科に通いながらアルバイト中の二女は年金保険料未納の状況。
