まさかの御年90歳! 現役医師が自ら実践する【ホルモン補充療法】「筋肉強化の望みは…」
筋力の低下は男性ホルモンで補う
使わないとどんどん衰えてしまう筋肉。もちろん、村崎さんも筋力アップを試みた。
「でも、鍛えようにも猛暑で体力は衰える一方。ウォーキングなどは高齢者には危険ですし」
それまでは通勤で歩いたり、駅の階段を上り下りもしていたが……。
「暑さが極端に苦手で、家から駅まで7~8分歩くだけで熱中症のような状態に。タクシー通勤が続くこともありました。歩数もどんどん減り、歩けるときは歩くけれど、歩けないときは無理しません」
今、筋肉強化のために望みをかけているのは、男性ホルモン(テストステロン)だ。
「男性ホルモンを治療に使うと言うと驚かれる方も多いですが、男性ホルモンは女性の卵巣などからも分泌されています。筋肉や骨の形成、気力のアップに深く関わっていて、このホルモンも年齢を重ねると減少してしまいます」
男性ホルモンをまずは自分で試してみた。すると確かに気力が湧いてきた。
「実はそのとき、クリニックが入っていたビルの建て替えが決まり、それを機に引退も考えていたのですが……」
男性ホルモンに背中を押されて、同じ銀座に新たに小さなクリニックをつくってしまった。87歳のときだった。
【後編に続く】
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撮影/神ノ川智早
取材・文/依田邦代
※この記事は「ゆうゆう」2026年2月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。
