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フジテレビではなくTBSのアナウンサーになっていたかも!?【笠井信輔さんのターニングポイント#1】

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藤岡眞澄

最後まで諦めなかった人が夢を叶えている

——そして、フジテレビに念願のアナウンサーとして入社。アナウンス職の入社試験はとりわけ高倍率だと聞いています。

大学では放送研究会に所属したり、アナウンススクールに通ったり、準備はしていました。久米宏さんが初代司会者だった『ぴったし カン・カン』(TBS系)の予選会の司会や本番の前説のアルバイトもオーディションでつかんだ仕事です。

しかもこれが、代々局アナに合格する、という伝説のアルバイト。毎回、観客席を大いに盛り上げていた僕は、制作部長から「TBSを受ければ合格するよ」と太鼓判を押されていました。ところが、その年に限ってTBSは男性アナウンサーの募集なし……。

——思いっきりはしごをはずされた感じですね。

愕然としましたが、結局、僕はフジテレビでよかったと思うんです。32年半も局アナとして勤めたうえ、フリーアナになったんですから。夢は叶ったんだと思います。

だから今、小学校や中学、高校で「夢を諦めない」というテーマで授業をやっているんです。

最近の子どもたちは、夢なんか持って、叶わなかったら恥ずかしい、無駄だって言う。でも、そうやって夢を諦め、脱落していく人がいる中で、最後まで諦めなかった人が夢を叶えているんだ、と。宇宙飛行士だって、漫画家だって、サッカー選手だって、誰かが夢を叶えている。「好き」「これになりたい」と思うことがあったら一生懸命やり続けることが大事。仮に夢が破れたとしても、夢を持ち続けたパワーは次につながる、と話しています。

最近、僕の授業を聞いた高校生から「医者の夢を諦めかけていたけれど、笠井さんの話のおかげで医学部に合格しました」という手紙をもらったんです。先生たちの間でも語り草になっている、と聞いて、うれしかったですね。

笠井信輔さんのターニングポイント①
32年半も局アナとして勤めたうえ、フリーアナになったんですから、夢は叶ったんだと思います。最後まで諦めなかった人が夢を叶えている。仮に夢が破れたとしても、夢を持ち続けたパワーは次につながります。

撮影/橋本哲

▼次回は、笠井さんが考える最大のターニングポイント!?について伺います。▼

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