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【化け子・60歳】ルーティンを手放して気づいた「続ける」より大事なこと

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ゆうゆう編集部

大切な人へ想いを馳せる時間が心の栄養につながる

私は両親を早くに亡くして、何もしてあげられなかったという罪悪感みたいなものがあったので、お線香は毎日あげないといけないと思い込んでいました。でも、タスクとしてこなすものじゃないと、これも一回やめてみたんです。そうしたら、この時間は自分にとって大切なものだったと気づけました。父と母との思い出の写真と、長年に渡りお世話になった女優・野際陽子さんの写真に手を合わせることは、心が落ち着く時間になっています。

無理はせず、やりたい気持ちに従って体を動かす

トレーナーさんが隣で指導しながらの筋トレは、適切に体を使うことができますが、自分ひとりでやっていると、ついがんばりすぎて余計な負担をかけることに。そのせいで、手首や背中に痛みが出るようになってしまったため、運動もスパッとやめて、体をリラックスさせる方向に転換。だらだら過ごす心地よさもありますが、やっぱり体を動かすことで得られるスッキリ感も欲しくなる。そんな体が発するサインをキャッチしたときは、ストレッチや散歩など、ゆるい運動で調整しています。

ルーティーンを持つこともやっぱり必要

何年も続けた朝の習慣を手放して得られたこともありますが、ルーティーン化するメリットもやっぱりあるなと思います。ルーティーンを設定しておくと、やりたいと思ったことでも「やっぱり、やらなくていいか」と思考を変換しそうになるところを、体が勝手に動き出して「よし、やろう!」という気持ちに切り替わる。自分の心のスイッチを入れる、きっかけ作りとして活用しています。

その一方で、ルーティーンに対しての義務感は手放しました。決めたことを完璧にこなさないと!と必死になったり、できないことがあって、気持ちが落ちたりする必要はないですから。設定はゆるく、やらない日があってもいい。どんな自分も認められるマインドでいることが、いつでも心から笑顔でいられる、私なりのコツかもしれません。

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撮影/池田博美 取材・文/政年美代子

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