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50代・60代・70代はこれから面白くなる。84歳・高橋恵さんが実感した、歳を重ねるほど軽やかな理由

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高橋恵

50代、 60代、 70代と、人生はどんどん面白くなる

「人生は、後半の後半こそいちばん面白い」

私は昔から、なんとなくそう思っていたんです。

そして80代になったいまは、「ほらね、やっぱりそうだったでしょ」と、自分に言ってあげたくなります。

年齢を重ねることを「老い」と言って嫌がる方もいますが、私はあまり気にしていません。

老いるとか老いないとか考えすぎるより、「ま、いいか」と肩の力を抜いたほうが、ずっと元気でいられます。

実際、60代のころより、いまのほうがずっと楽しいんですよ。

洋服もだんだん派手になってきました。

髪も染めるし、ネイルも楽しむ。

「それ、ちょっと派手じゃない?」なんて言う人もいませんし、言われても気にしません。

娘のおさがりも、私は「おあがり」と呼んで、若くなった気分で着ています(笑)。

若いころは、「こうあるべき」「こうしなきゃいけない」と、知らないうちにいろんな枠の中で生きています。

でも40代、50代になると、その枠がだんだんゆるんできます。

「あれ? これ、別に守らなくてもよかったのね」と気づく瞬間が増えてくるんです。

そして60代。

立場や肩書から少しずつ自由になって、「自分」に戻る時間が増えてきます。

私も60を過ぎてやっと「ああ、自分は自分でいいんだ」と思えるようになりました。

時間はかかりましたけど、気づけたので、それでよしです。

それに60を過ぎると、まわりもだんだん寛大になります。

「あの人はああいう人だから」と、そのまま受け入れてくれる。

こちらも「そうなの、そういう人なの」と笑って言えるようになります。

こうなると、会話の風通しもぐっとよくなるんです。

これってすごく大事なんですよ。

70代に入ると、さらに心が軽くなります。

「心のままに生きても、そんなに大きく外れないな」という感覚が、なんとなくわかってくるんです。

長く生きていると、外れ方も覚えているので、ちゃんと戻ってこられる。

年齢を重ねると、できないことは少しずつ増えていきますが、その分、わかることが確実に増えます。

心の扱い方、人との距離の取り方、自分を許す方法。若いころには難しかったことが、「ああ、こうすればいいのね」と、だんだんわかってくるんです。

いまの50代、60代、70代は、昔よりずっと若い。80代も若いです。

80代でも「引退」なんて言葉は似合いません。

だから、やりたいことがあるなら遠慮なんてしなくていい。

やってみて違ったら、「ま、いいか」でいいんです。

歳を重ねるほど、人生は軽やかになります。

力を抜いた人から、人生は面白くなる。

私は本気でそう思っているんです。

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※この記事は『84歳、「ま、いいか」で人生うまくいく』高橋恵著(あさ出版刊)の内容をウェブ記事用に再構成したものです。

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