【ジュディ・オングさん76歳】歌手生活60周年のいま語る「挑戦が若さをつくる」木版画と歌にかけた日々
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依田邦代
紅白歌合戦、あの歌手のド派手衣装の原点は私
曲や歌唱だけでなく、「魅せられて」は衣装やパフォーマンスも人々を魅了した。
「衣装デザインは私の発案です。ギリシャがテーマの曲なので、ギリシャ神話の女神ニケを、そして歌詞の『Wind is blowing from the Aegean』から風を受けて空を飛んでいる姿をイメージして、腕を広げると袖が羽に見えるデザインにしてもらいました」
広げた袖が半透明なので、後ろから照明を当てることも提案。
「体のシルエットがきれいに浮かび上がって、満場一致で『いいじゃない!』となり、以来、バックライトです」
1979年、「魅せられて」でレコード大賞を受賞したジュディさんは紅白歌合戦に初出場。
「あの当時、出場者は本番まで衣装を秘密にしていたんですが、私はリハーサルでスタッフに袖を広げたところを見せる必要があり、思わず『本番と同じなんてつまらない』とつぶやきました。それを聞いたドレスメーカーの先生が、『では、エクステンションで広げましょう』と、腕の長さ分しか広がらなかった袖を、両袖につけた棒を持って広げると3mの扇状になるようにしてくれたんです」
紅白歌合戦本番では、白い半透明な袖が大きく広がるのを見た観客から「キャーッ」という大歓声がわいた。
「同時に、ステージの後ろにいた紅組全員が『ギャーッ』と大興奮。心の中で『やった!』と快哉を叫びました。その年はもちろん紅組が優勝。ああいう派手な衣装は初めてだったはずです」
同年、小林幸子さんは「おもいで酒」で日本レコード大賞最優秀歌唱賞を受賞し、紅白歌合戦に初出場。二人は同じレコード会社に所属していた。
「私の衣装を見たさっちゃんは言いました。『ごめん、もらったよ』って。その年、彼女はシンプルな白いドレスでしたが、何かひらめいたんでしょう。回を追うごとに派手になっていったあの衣装の原点は実は私なんです」
小林さんはその後、紅白に通算34回出場し、年々派手に巨大化する衣装は、ついには衣装を超えて「舞台装置」と称されるまでになった。
60年の感謝をこめたハートフルなステージに
10月15日に開催される歌手生活60周年記念コンサートへの意気込みは?
「60年もの長い間、歌手を続けてこられたのは、力を貸し、助けてくださった多くの方々のおかげ。その感謝の思いを伝えたいですね。お客さまとも思い出を語りつつ、懐かしい歌を中心に楽しいコンサートにしたいと思います」
ゲストは小林幸子さんと中村雅俊さんの二人。
「パッと頭に浮かんだ二人です。さっちゃんはコロムビアで歌っていた10代からの仲間で、今でもよく一緒にごはんを食べるほどの仲よし。雅俊とはアメリカ映画『アメリカンパスタイム 俺たちの星条旗』で夫婦役を演じた仲。過酷なロケを乗り越えた戦友です。共にトークも歌も盛り上がる心強い仲間。デュエットもお楽しみに!」
聴きごたえも見ごたえも十分の、心あたたまるステージになりそうだ。
【Information】ジュディ・オング歌手生活60周年記念コンサート「Diva60 The Legend of Judy Ongg」
日時:2026年10月15日(木) 18:00開演(17:00開場)
会場:東京国際フォーラム ホールA
ゲスト:小林幸子、中村雅俊
料金(全席指定・税込):SS席(スペシャルグッズ付)1万8000円/S席1万2000円/A席1万円
チケット好評発売中
お問い合わせ:キョードープロデューサーズ☎︎0570-200-551(オペレーター対応:月・水・金・土 10~18時)
Web受付:https://www.cnplayguide.com/kp/judy60/
ジュディ・オング公式サイト:https://judyongg.com
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