【コッソンビ熱愛史】3人それぞれが胸に秘めてきた使命が明らかに!波乱万丈の9〜12話【韓国ドラマ】
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marumi
サンの使命は、廃世孫イ・ソルとして、反逆者たる王を倒すこと。シヨルの使命は、番人として主君イ・ソルの命を守ること。ユノの使命は、民を苦しめる王を権力の座から引きずり下ろすこと。3人の使命が明確になったところで、大問題に気づく。
サンとユノの抱く使命は、ともに「いまの王を亡き者にして、自分が王位に就くこと」。同じ目的の使命だったのだ。しかも、サンとユノは同じ父を持つ異母兄弟。そして、圧政に苦しむ人々は、正統な後継者である廃世孫のイ・ソルが次の王位に就くことを心待ちにしている。
一日も早く王を倒したい気持ちは同じ。ユノは父の遺品のまげ留めを証拠に、自分がイ・ソルであると偽り、木人会の長として打倒国王に立ち上がる。その姿を目撃したサンは「イ・ソルを称したのはお前か? お前がイ・ギョムか?」と詰め寄る。
王の側近でありながら、木人会を支援する左議政シン・ウォノ(アン・ネサン)の「2つの太陽が同じ空に昇ることはできません」というつぶやきが、ドラマの不穏な展開を予感させる。
それにしても、命を狙われるような危ない目にあっているにもかかわらず、ダノとサンはあちらこちらで密会してはすぐ抱き合う。しかも、長めのキスまでする。でも、ふたりのキスシーンは清潔感にあふれていて素敵だ。ダノの姉ユン・ホンジュ(チョ・ヘジュ)もシヨルとたびたび出歩くので、だったら二花院の離れに隠れていた8年間は何だったの?と突っ込みたくもなる。が、ホンジュの透明感のある美しさが帳消しにしてくれる。
余談だが、ここにきて、演者の吐く白い息の量が半端なく増えてきた。ほぼ屋外ロケなので、撮影が進むにつれて冬に向かい、衣装の下に着込んだのだろう。主演4人の体つきが、初めのころにくらべて少しずつ厚みを増していくのもご愛敬だ。