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[後編]91歳の樋口恵子さんが実践!「3つのショク」を維持する方法とは?

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ゆうゆう編集部

食・職・触は生活を営む基本ですが、高齢期にいきなり実践しようとしても、なかなか難しいもの。50代、60代から始めるには、具体的にどんなアクションが必要なのでしょうか? 91歳の今も仕事は現役という樋口恵子さんの日々の暮らしから「3つのショク」を維持するヒントを探ります。

前編もあわせてどうぞ。 91歳の樋口恵子さんが伝えたいこと。「3つのショクを生活に取り入れることが健康長寿の秘訣」

©️廣江雅美

<お話を伺ったのは>
樋口恵子さん

ひぐち・けいこ●1932年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。時事通信社勤務などを経て、評論活動に入る。東京家政大学名誉教授。NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」理事長。『老いの玉手箱 痛快! 心地よく生きるヒント100』など著書多数。近著の『老いの地平線 91歳 自信をもってボケてます』が話題に。

【食】のヒント

健康寿命を支えるのが「食」。「楽しく食べる」を意識して

食欲がなくても、好物はしっかり食べる

「私は食いしん坊ですけれど、年を重ねてからは昔のように空腹を感じなくなりました。それでも、おいしく楽しく食べることを心がけています。大好きなおやつは、あれば毎日いただきます」

80代で調理から引退し、週2回はシルバー人材センターの人に調理を頼んでいる。

一緒に食べる人を確保しよう

毎食は無理でも、ときどきは人と一緒に食事をする機会をもちたい。

「誰かと一緒に食べるのも社会参加。家から歩いて行ける範囲に高齢者の集えるカフェやジジババ食堂があれば。そうした共食の場があるかないかで高齢者の幸福感が違いますから、これからの社会に期待したい」

食材が買える手段を複数もつ

超高齢期になると、スーパーへ買い物に行くのもひと苦労。ネットスーパーや宅配サービスなど、食材購入の手段をいくつかもっておきたい。

「私の場合、80代までは自分で食材を購入していましたが、ここ2、3年はシルバー人材センターの方と娘に買い物をお願いしています」

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