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【最新・お金の準備】老後不安の解消に役立つ3つの保険とは?

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ゆうゆう編集部

【住み替え・リフォーム】高額になると老後資金が激減

①終の住み処にするリフォーム→500万円以内

バリアフリー化や水回りのリフォームは高額になりがち。業者のセールストークに乗らないよう、予算の上限を決めて交渉を。

「バリアフリー工事は、介護が必要になってから介護保険で賄うことも可能。自治体の補助も活用して、500万円以内に抑えて」

②あと10年住むためのリフォーム→100万~200万円

夫に先立たれたり、要介護になったりしたら施設に移る予定の人は、今後住む年数を予測し、住み替え費用を考慮してリフォームを。

「修理が必要な場所や故障しやすい設備など、必要性の優先順位をつけましょう。あと10年住むなら100万~200万円以内が目安」

③高齢者施設入居金(介護つき)→0~数千万円

施設入居に使えるのは、資産から「介護・医療費の合計800万円※」+「年金と生活費の差額(年額)×余命」+「特別支出×余命」を引いた額。

今75歳で生活費の赤字が年24万円、特別支出が年30万円、90歳まで生きるとすると、資産から1610万円(800万円+24万円×15年+30万円×15年)を引いた額が施設入居に使える額の目安。

※下段の「介護・医療費」を参照

【介護・医療】1人当たり800万円程度が目安

①介護費→580万円程度

1人当たりの介護費は、住宅の改修や差額ベッドの購入費など一時的にかかる費用が74万円、月の介護費用が8万3000円。介護期間の平均5年1カ月で計算すると、合計約580万円※。

「実際の介護期間は1年未満10%、10年以上17.6%とバラツキがあり、介護費は100万円以内ですむ人も、1000万円以上かかる人も。不安を言いだすとキリがないので、ひとまず平均値を目安に準備しておくといいでしょう」

※データは、生命保険文化センター調べ

②医療費→250万円程度

65歳以上の生涯医療費の平均は1577万円、3割負担なら自己負担分は約400万円。70歳を超えると負担割合がより低くなることを加味すれば、老後に必要な医療費は200万円が一つの目安。

加えて、入院した場合、高額療養費の70歳以上の自己負担額上限は月5万7600円。累計10カ月入院したとすると、57万6000円。

老後に必要な医療費は、200万円+57万6000円で約250万円※が目安。

※厚生労働省「医療保険に関する基礎資料」より試算

※データや税制などは、2023年10月末現在のものです。

※この記事は「ゆうゆう」2024年1月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

※この記事は2024年9月6日に文章構成を変更しました。


取材・文/横田頼子


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