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体を温めるナンバーワン食材とは?石原新菜先生がアドバイス

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雑誌「健康」編集部

新菜先生に冷えとりQ&A

Q 健康のためには、1日2ℓの水を飲むといいというのは本当?

A 水はのどがかわいたときに飲むようにしましょう。

「体にいい」「デトックスになる」と考えてたくさん水を飲む人もいると思いますが、過剰な水分は逆効果になります。水分をとり過ぎると体に水分がたまる「水毒」の状態になり、体がむくむのはもちろん、冷えや内臓の機能低下を引き起こします。たとえるなら、内臓がびしょびしょの水着を着ている状態。体内に残る水分で、自分の体を冷やしてしまうのです。必要な水分量は人によって違います。水分は「のどが乾いたら飲む」ので十分です。

Q 最近、疲れやすいみたい。更年期と関係がありますか?

A 疲労改善は、質のよい睡眠をとることから始めましょう。

ホルモンバランスの問題もあるかもしれませんが、もしかしてしっかり眠れていないのではありませんか? 日本の40~50代の女性は、世界でもトップクラスの睡眠不足。眠らないと疲れはとれません。最低でも6時間、できれば7時間は眠りたいものです。

「隠れ貧血」の可能性もあります。貧血の基準になるヘモグロビン濃度に異常がないものの、詳しく調べると血液中の鉄(フェリチンなど)が不足している人もいます。検査してみて。

Q 湯たんぽの上手な使い方を教えてください。

A 寝るときはもちろん、それ以外でも使って!

睡眠時にはぜひ使ってください。人は体の中心の温度が下がるときに眠るのですが、冷え性の人は体温がうまく下がらないので、寝つけないのです。湯たんぽで布団や足元を温めて、いったん体温を上げると眠りやすくなります。明け方に目が覚めることも減りますよ。日中でも、太ももの上に湯たんぽを置くといいでしょう。太ももには毛細血管がたくさん通っているので、温まると血行がよくなり、全身に熱が行き渡ります。

更年期を乗り越え「黄金期」を楽しんで!

更年期の不調が続くと「もう一生こうなのか」と絶望的な気持ちになるかもしれません。でも、更年期を上手に乗り越えることができれば、元気いっぱいの60代を迎えられるはず。50代後半から70代前半の時期を、「人生の黄金期」と呼ぶそうですね。今のうちに冷え予防や運動習慣など、体をケアする方法を学べば「黄金期」の人生はきっと輝くはず。

※この記事は「健康」2024年春号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

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監修者

医師

石原新菜

いしはら・にいな
イシハラクリニック副院長。漢方医学、自然療法、食事療法により、さまざまな病気の治療にあたっている。親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。著書に『やせる、不調が消える 読む 冷えとり』(主婦の友社)など多数。

いしはら・にいな
イシハラクリニック副院長。漢方医学、自然療法、食事療法により、さまざまな病気の治療にあたっている。親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。著書に『やせる、不調が消える 読む 冷えとり』(主婦の友社)など多数。

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