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【親が認知症かも!?】知らなかったらマズイ!介護にまつわるお金の大原則とは?

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ゆうゆう編集部

親の認知症が疑われるとき、親のお金の管理と受診は、早めに対応を。ここでは、親の認知症が不安なときにすることのSTEP4、5をご紹介します。

↓↓STEP2、3はこちら【親が認知症かも!?】病気について正しい情報を得ること。家族の理解が深まれば症状が穏やかになる場合も

お話を伺ったのは

杉山孝博さん

すぎやま・たかひろ●医師。川崎幸クリニック(神奈川県)院長。
1981年より「認知症の人と家族の会」の活動に参加。認知症グループホームや小規模多機能型居宅介護の制度化、グループホームなどの質を評価する委員や委員長を歴任。患者や家族とともに、50年近く地域医療に取り組んでいる。
『認知症の9大法則 50症例と対策』(法研)など著書多数。

黒田尚子さん

くろだ・なおこ●ファイナンシャルプランナー。CFP®認定者。1級FP技能士。患者家計サポート協会顧問。城西国際大学非常勤講師。
病気に対する経済的な備えの重要性を伝える活動の他、老後・介護・消費者問題にも注力する。
近著は『終活1年目の教科書 後悔のない人生を送るための新しい終活法』(アスコム)。

STEP4 家計・財産の把握

親の資産を聞くのは気が引けるが、判断力の低下で、定期預金の解約や株式など有価証券の売買ができなくなる可能性もある。

介護には親のお金を使うのが大原則

親の介護にかかるお金は、本人の年金と預貯金を使うのが大原則です。施設入居や入院などでまとまったお金が必要になる場合に備え、親の資産や年金額の確認を。特に定期預金や有価証券などは、本人に判断力がないと解約や売買はできなくなることがあるので注意が必要です(医療費など、本人の利益のために使われることがわかれば可能になることも)。

判断力が低下したあとだと、法廷後見制度を利用しないと親の資産が使えないこともあります。親の意思を尊重しつつ、早めに対策を進めましょう。(黒田さん)

認知症の人のお金を他者が管理するには

●上記表中の利用料金はサービスの内容や地域によって異なる。

代理人キャッシュカードの作成

親の代理人として銀行のキャッシュカードを作っておけば、医療費や施設の入居費などでお金が必要になったときもスムーズ。

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