東京と葉山の2拠点生活「目指したのは誰もがすっと入れる”オープンな家”」【江波戸玲子さん】宅を拝見[前編]
自然との一体感を味わえる開放感あふれる空間
土地が決まってからは建築家探し。住まいとインテリアの情報センターに足を運んだ。
「そこで見つけたのが『普段着の住宅術』という本。文章が素晴らしく、暮らし方や物事の見方も私の好みにぴったり。その著者が建築家の中村好文さんでした。すぐに電話して事務所に伺って。私の熱意に押されてか、引き受けていただけました。中村さんはただ家を建てるだけでなく、どういう暮らしが好きなのか、自分でも気づかなかったことを引き出してくれて。打ち合わせも楽しかったです」
江波戸さんがリクエストしたのは「オープンな家」。
「誰もがすっと来られて、大きなテントの中にいるように感じられる家。だから靴のまま入れるようにしました。玄関で靴を脱いで『お邪魔します』だと、ちょっとクローズな感じがするから。オープンにしているほうが、私は安心感があるんです」
大好きな建築家・中村好文さんに設計も家具デザインもオーダー
ダイニングには大きなテーブルと1脚ずつデザインの違うチェアが。「家具もすべて中村好文さんのデザイン。椅子はどれもシンプルで、座り心地の違いも楽しめます」
【後編に続く】
撮影/柴田和宣(主婦の友社) 取材・文/本木頼子
※この記事は「ゆうゆう」2024年12月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。
▼あわせて読みたい▼
『ゆうゆう』2024年12月号
この記事の執筆者
関連記事