75歳「洋服なんて買ってもムダ」達観しすぎてるその理由とは?【老いのあるある】
人生100年時代。余生がのびるということは、昔は難なくできたことができなくなり、思い出せないといったことに直面するということ。ですが、それは誰の身にも起こることです。往年の名曲風に♪これも老い、あれも老い、と歌いながら、老いへの不安を受け流しませんか。今回は「心の老い」にまつわる「ゆうゆう」読者のエピソードを6つご紹介します。
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体や脳は年をとっても、心は若いままという人も多い一方、やる気が出ない、億劫になったなど、気力が続かないという声も。
外へ出かけるのが億劫に
映画、習い事、特に買い物。洋服の試着とか店員さんに声をかけられるのが面倒だし、もうあと少しで死ぬんだから、洋服なんて買ってもムダなだけだと思っています。
雪だるまさん 75歳・栃木県
ちょっとしたことで弱気に
60歳頃から、風邪で体調を崩したり胃が痛くなったりすると、「このままよくならず、死んでしまうのでは」など、これまで思ってもみなかったことが頭をよぎるようになりました。これも脳の衰え、思考力の低下だと思います。
F・Sさん 61歳・青森県
小説を読みたいけれど気力が続かない
以前は家族から「活字中毒」と言われるほど本を読んでいましたが、老眼が進み、大好きだった小説を読みたくても気力が続きません。
ひーちゃんさん 62歳・熊本県
無理をせず何事も省略上手に
以前は家中いつもきれいにしていましたが、最近は気力も体力もなくなり、ふき掃除を省略することがあります。トイレ掃除は週に1回、お風呂掃除は2日に1回。大きな掃除機のほうがきれいになりますが、楽なのでコードレス掃除機を使うようになりました。老いて大変なこともありますが、何事も省略するのが上手になったと思います。
ハイジさん 72歳・兵庫県
頑張って料理する気になれません
夫がいた頃は料理に掃除、洗濯と頑張っていたが、おひとりさまになってからは何事もやる気が出ない。これといって食べたいものもなく、頑張って食事を作ってみても誰かがほめてくれるわけでもなく、やりがいがない。毎日簡単なものですませている。
アンさん 73歳・愛知県
描く気力が続かず、趣味じまい
長く絵を習っていましたが、描く気力が続かず、趣味じまいしました。
ベレー帽さん 69歳・埼玉県
イラスト/さち
※この記事は「ゆうゆう」2025年4月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
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