【72歳・中山庸子さん】“書くこと”で夢が叶うノート術『ローストビーフ方式』を公開!
エッセイ「夢ノート」シリーズでおなじみの中山庸子さんは、まさにやりたいことリストの達人。数えきれないほどの夢を、「書くこと」で叶えてきた中山さんは、どんなふうにリストを書き、夢を実現させてきたのでしょうか。自身のノート術などをたっぷり伺いました。
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中山庸子さん エッセイスト、イラストレーター
なかやま・ようこ●1953年、群馬県生まれ。
女子高で美術教師を15年間務めた後、夢だったイラストレーターに。
自身の夢を叶えてきた経験をつづった「夢ノート」シリーズが人気となり、エッセイストとしても活躍。
夢実現のヒントや、心地よい暮らしのための提案が多くの女性の支持を集めている。
近著に『中山庸子の夢を叶えた暮らしの手帖』(小学館)。
日々の行動を変えるのは心にインプットされた思い
40年以上、やりたいことや叶えたい夢をノートに記してきた中山庸子さん。その実現度の高さは自身の経験をつづった「夢ノート」シリーズなどで明らかだが、ではなぜ書くことで夢が叶うのか? 単刀直入に尋ねると、「書けば夢が叶うって思ってるわけじゃないのよ」といたずらな笑みが返ってきた。
「そういったスピリチュアル的な効果はないと思っているんだけど、書くことで心にインプットされる、というのはあるんじゃないかなと思っていて。たとえば、花のある生活がしたいと思って、やりたいことリストに『花を飾る』と書くじゃない? すると、好きなお菓子とお花がどちらも500円で売っているのを見たときに、花を買おうという気持ちになるの。不思議よね(笑)。人は忘れてしまう生き物だけれど、自分の手で書いたことは忘れない。その潜在的な記憶によって行動が少しずつ変わり、一歩ずつ夢の実現に近づいていけるんじゃないかなと思っています」
そう話しながら、自身のやりたいことを記したノートを披露してくれた中山さん。パラパラとページをめくりながら、ふと何やら思い出したよう。
「私はやりたいことを見つけたら、それを細分化するんです。名づけて『ローストビーフ方式』(笑)。大きな塊をスライスしていくと、現実的にやるべきことが見えてくる。それも夢を叶えるポイントなのかもしれません」
今年のやりたいことリストには、「ひとりミニ旅をする」という夢が記されている。これをローストビーフ方式で細分化すると……。
「ひとり旅をするとなったら、自分の足で歩けないとダメでしょう? 『じゃあ歩こう!』と、やりたいことリストに『1日6000歩歩く』という項目が加わり、ウォーキングが習慣に。そんなふうにスライスしていくと、やりたいことが芋づる式に出てくるから、100個なんてあっという間。オーバーしてしまう年もあるくらいなの(笑)」
中山さんのやりたいことリスト
中山さん流「思いを言葉にする」書き方のコツ
まずは「思いつくまま」。そこから「ローストビーフ方式」で
リストは自分しか見ないもの。恥ずかしいという思いを捨てて、願いや本心を洗いざらい言葉にしてみよう。「思いつくままに書いたら、ローストビーフ方式で細分化を。後日読み返したとき、『これはもう不要かも』と思ったら、それは卒業のサイン。削除してOK」
思い浮かばないときはまず「小学生」の自分を思い出す
やりたいことが思い浮かばないときは、「小・中学生の自分に戻ってみて」と中山さん。「人の価値観や性質は13歳くらいまでに確立するらしく、私が今やりたいと思うこともその頃に好きだったことばかり。当時に戻れば、きっとやりたいことが見つかるはず」
書くのが苦手な人は「コンパクトで薄い」ノートに
やりたいことを記入するノートは、書いていて気分の上がるものがおすすめ。「書くことに苦手意識があるという人は。最初はできるだけ小さくて薄いノートが◎。お気に入りのシールを貼ったり、写真や雑誌の切り抜きなどを貼ったりして、自由に楽しんで!」
撮影/宗田育子
取材・文/恩田貴子
※この記事は「ゆうゆう」2025年5月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
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