記事ランキング マンガ 連載・特集

【ガーデニング】おしゃれで涼しげ! 初夏の「和モダン寄せ植え」

公開日

更新日

園芸ガイド編集部

すらりとした植物の茎を生かして生け花のような雰囲気に

正方形の染付の古鉢に花を生けるように、すらりとした植物たちの茎のラインを生かしました。

鉢にキクの文様があり、コーディネートしたように株元の根締め役にはノギクの仲間のカリメリス(ヨメナ)を合わせました。
赤い実をつけた斑入り

斑入りとは、白や黄色、クリーム色など、本来の植物の色とは異なる色の模様が入っている状態のことを指します。斑入りの葉の植物は観賞価値が高く、花が咲かない季節でも楽しめますが、日差しが強すぎると、斑の部分が茶色く焼けてしまうことがあります。

詳細を見る
ヘビイチゴがワンポイントになっています。

和モダンPoint【器は植える植物よりボリュームの小さいものを選んで】

器は、植える植物のボリュームに対してやや小さめくらいの大きさが最適。

観賞するときに鉢と植物を対比して見るため、鉢が大きいと景色が大きく感じられません。また、浅い鉢のほうが景色の広がりを感じることができます。
鉢の形には決まりはないので、色や形を大胆に使ってみましょう。

鉢だけではなく食器として作られた器も、底に水はけの穴さえあけられたら鉢として利用できます。

お互いを引き立て合う小さくても個性的な植物たち

織部風の文様の長方形の鉢に、背丈の低い植物たちを5種類組み合わせました。

背丈が低いといってもその姿は個性的。
それぞれの草姿、葉の形と色、花とがお互いに引き立て合います。
ヒメツルソバとヤクシマスミレは、長く花を楽しませてくれます。

和モダンPoint【夏場は直射日光を避け風通しのよい場所で管理を】

どれも鉢が小さめなので、真夏の直射日光にさらされると暑さや乾きで傷んでしまいます。どちらかというと半日陰を好む植物がほとんどです。
そのため、直射日光を避けられる明るい日陰で、風通しのよい場所が最適です。

気温が高く鉢内が乾きやすい夏場は、気温が上がる前の午前中と、日が沈んだ夕方以降にたっぷり水を与えましょう。
特に夕方は、昼間の熱気を冷ますように株元ばかりではなく植物全体にシャワーのように水をかけ、さらに鉢が置いてある周囲にもかけるとよいでしょう。

この記事の執筆者

PICK UP 編集部ピックアップ

寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。

詳細を見る

赤玉土とは、関東地方の火山灰土壌から採取される粒状の土で、園芸用の培養土として広く使用されます。通気性と保水性、排水性のバランスがよく、単独で使用することも他の土と混ぜて使用することもできます。粒の大きさにより小粒・中粒・大粒に分類され、植物の種類や用途に応じて選ぶことができます。

詳細を見る

多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

詳細を見る

根鉢とは、鉢植えの植物を鉢から抜いたときに、土と根がかたまりになっている部分のことを指します。

詳細を見る
画面トップへ移動