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【ガーデニング】おしゃれで涼しげ! 初夏の「和モダン寄せ植え」

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園芸ガイド編集部

和モダン寄せ植えに挑戦してみましょう

自然の中で野草たちが生育しているような風景をイメージ

唐三彩のような色合いの薄く口の広い器に、木々が茂った林の縁に野草たちが仲良く生育しているような景色を想像して植え込みました。

どれも半日陰で育ち、乾燥を嫌う植物たちです。
桃色のアスチルベを皮切りに、コバギボウシ、ヒトツバショウマが咲きだし梅雨時を彩ってくれます。ベニチガヤのライン状の葉とクラマゴケのふんわりした葉がアクセントになっています。

<用意するもの>
アスチルベ、ベニチガヤ、ヒトツバショウマ、コバギボウシ、コンテリクラマゴケ、コケ、 鉢、赤玉土7:鹿沼土3、化粧土(軽石)、肥料、鉢底ネット、割り箸

【1】配置してみる
植える前に苗の配置を決めて、ポットのまま鉢に置いてみる。

【2】赤玉土肥料を入れる
鉢底ネットを敷く。水はけのよい赤玉土7:鹿沼土3を使用し、
鉢底にひと並べしたら、規定量より少なめに肥料を入れて混ぜる。

【3】主役になる苗から植えていく
主役になる背の高い苗(アスチルベ)から植えるとバランスよく仕上がる。
ポットから苗を出す。

【4】根を軽くほぐす
花が咲いている苗は、根を切らないように注意。
根鉢は底を軽くほぐす程度でよい。

【5】苗を植える
配置を決めた場所に苗を植える。
③~④の要領でほかの苗も植えていく。

【6】隙間に土を入れる
すべての苗を植え終わったら、
あいている隙間に土を入れていく。

【7】割り箸で隙間を埋める
割り箸を土にさし、少し動かしてあいた隙間に土を送り込む。
まんべんなく土が入り、隙間がなくなるようにする。

【8】水を与える
たっぷりと水を与える。
浅めの鉢は乾きやすいので、しっかり水をあげること。
普段置いておく場所は、屋外の明るい日陰がベスト。

【9】コケをのせる
コケをちぎり、バランスを見てのせていく。
のせたら指でしっかり押さえて密着させる。
斜面にのせると土が流れず崩れにくくなる効果も。

【10】化粧土を入れる
土が見えている部分に化粧土(軽石)をのせ、
軽く指でたたいて落ち着かせる。

※『園芸ガイド2025夏・特大号』より
監修・寄せ植え制作/山口まり 撮影/柴田和宣(主婦の友社)

監修者
山口まり

園芸家

千葉大学園芸学部卒業。日本ハンギングバスケット協会理事、日本ダリア協会理事、園芸ソムリエ。幅広く園芸に携わり、「花を楽しむ教室」の講師も務める。伝統園芸や山野草にも造詣が深い。

千葉大学園芸学部卒業。日本ハンギングバスケット協会理事、日本ダリア協会理事、園芸ソムリエ。幅広く園芸に携わり、「花を楽しむ教室」の講師も務める。伝統園芸や山野草にも造詣が深い。

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寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。

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鹿沼土とは、栃木県鹿沼市周辺で産出される火山性の軽石土です。黄褐色で粒状の形をしており、通気性と排水性に優れています。おもに山野草、盆栽、サツキ、ランなどの栽培に使われ、根腐れを防ぐ効果がある一方、保肥力はあまり高くないため、他の用土とのブレンドが一般的です。無菌性が高く、清潔な土壌としてタネまき用にも重宝されることから、園芸初心者にも扱いやすい用土の一つです。

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赤玉土とは、関東地方の火山灰土壌から採取される粒状の土で、園芸用の培養土として広く使用されます。通気性と保水性、排水性のバランスがよく、単独で使用することも他の土と混ぜて使用することもできます。粒の大きさにより小粒・中粒・大粒に分類され、植物の種類や用途に応じて選ぶことができます。

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斑入りとは、白や黄色、クリーム色など、本来の植物の色とは異なる色の模様が入っている状態のことを指します。斑入りの葉の植物は観賞価値が高く、花が咲かない季節でも楽しめますが、日差しが強すぎると、斑の部分が茶色く焼けてしまうことがあります。

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多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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肥料とは、植物が健やかに生長するために欠かせない栄養素を補給する材料のことです。おもにチッ素、リン酸、カリウムを三大要素とし、それぞれ葉の生長、花や実の形成、根の発達を助けます。有機質肥料と無機質肥料に分類され、有機質肥料は堆肥や骨粉など自然由来で、土壌改良にも効果的。一方、無機質肥料は成分が均一で即効性が魅力です。ガーデニングでは植物の種類や生長段階を考慮し、適切な肥料選びと施肥のタイミングが大切です。

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根鉢とは、鉢植えの植物を鉢から抜いたときに、土と根がかたまりになっている部分のことを指します。

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株元とは、植物の茎が地面と接するあたり、根元の部分を指す言葉で、水やりやマルチング、病害虫の発生チェックなど園芸作業の上で注目すべき場所です。特に多年草や樹木では、株元の通気性や湿度が健康維持に大きく関係し、落ち葉や腐葉土のたまり過ぎによって蒸れたり、カビが発生するリスクもあるため注意が必要です。冬越しや剪定後の管理でもポイントになる場所です。

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