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「メンタル的にしんどくなりたくない人は、どうしたらいい?」精神科医・藤野智哉さんのアドバイス

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藤野智哉

不機嫌だと損しちゃうことも

そうすると看護師さんの側も報告がしやすかったりするし、「はーい」と機嫌よく出られると相手も僕もそんなにイライラできないと思うんです。

僕はよく「力を抜いて」と言いますが、体の力を抜いているときはそんなに気合が入れられません。それと同じで、「はーい」と電話に出ているときはそんなに気合が入れられないから、どんな報告でも怒らずに聞けるんじゃないかな、とも思っています。

病院の人たちに聞いたら、「全然そんなことないよ」って言われるかもしれませんけどね(笑)。

僕の本来の性格にはせっかちな面もあるので、装っていないとせっかちな部分が出ちゃう。だから、あえてそうしているところがあるかもしれません。

つまり、なるべく機嫌よく見えるように装っているということです。

何が何でも機嫌よくいなきゃいけないなんてことはありませんが、機嫌よくいれば得られるメリットがあり、不機嫌だと損しちゃうこともあるかなと思っています。

でも、精神科医として患者さんに対するときは当然ちょっと変わってきます。患者さん全員に「はーい」なんて言っていると、うまくいきっこありませんから。あなたはどんな相手にどんな自分でいたいのか、考えてみてください。

それがまた難しいんですけどね。

<まとめ>
機嫌よくしていればトラブルが減ることもあるから
メンタル的にもしんどくなりにくいと思います

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※この記事は『嫌な気持ちにメンタルをやられない 不機嫌を飼いならそう』藤野智哉著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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