運動や入浴で胸・首に1〜4㎜の赤い発疹と強いかゆみ…それ「汗アレルギー」(コリン性じんましん)かも?特徴と対策
長引く咳や、繰り返すじんましん。「年齢のせい」「体質だから」と、気になる不調をそのままにしていませんか? 実は、そうした症状の背景に「かくれアレルギー」がひそんでいることも! 呼吸器・アレルギーの専門医、鈴木慎太郎さんの新刊『その不調、「かくれアレルギー」が原因かも』(あさ出版)からお届けする第5回は、「汗アレルギー」について。
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>>長引く咳や息切れは「カビ」が原因かも?かくれアレルギーの症状と受診の目安、家でできる対策汗アレルギー
運動をすると体がかゆくなる理由
60代の女性Gさんは、健康のためフィットネスクラブへ通い始めました。
ところが運動で体が温まると、胸や首に小さな赤い発疹が現れ、強いかゆみに襲われるように。冬や入浴後にも同じ症状が起こりました。それでも運動不足だからと続けていましたが、次第に運動自体が苦痛になりました。
受診した結果、原因は一般に「汗アレルギー」と呼ばれるコリン性じんましんと診断されました。
どんなアレルギー?
一般に「汗アレルギー」と呼ばれるものの多くは、コリン性じんましんです。
運動や入浴、緊張などで体温が上がり汗をかくと、胸や首、腕などに小さな発疹や強いかゆみが現れ、数十分から数時間で治まることが多いのが特徴です。
原因は完全には解明されていませんが、汗をかく際に働く神経や汗の成分に対する過敏な反応が関係すると考えられています。一部では自分の汗に反応するアレルギーの仕組みも確認されており、「汗アレルギー」と呼ばれることがあります。
症状を繰り返す人では、運動や入浴を避けるようになり、生活の質が低下することがあります。
主な症状
小さな赤い発疹(1〜4mm程度)
強いかゆみ・チクチク感
まれに呼吸困難
など
【解説】運動や入浴、緊張で起こるじんましん
コリン性じんましんは若年者に多い病気として知られていますが、中高年で発症することもあります。
症状そのものは命に関わることが少ないものの、「運動すると悪化する」という特徴が大きな問題になります。健康維持のために運動を勧められても、かゆみや発疹への不安から活動量が低下してしまうことがあるのです。
また、運動だけでなく入浴や緊張、暑い環境などでも症状が出るため、日常生活への影響は少なくありません。
一方で、適切な治療によって症状をコントロールできる人も多く、完全に運動を避ける必要はありません。
まずは症状の特徴を理解し、自分に合った対策を見つけることが大切です。
