やっと眠れた!疲れがとれた【熟睡できる方法】×【眠れる環境】を睡眠コンサルタントがアドバイス
「睡眠五感」を 意識しましょう
よい睡眠を得るには、環境をととのえることも重要。「睡眠五感」をキーワードに、眠れる体・心・脳にしていきましょう。
五感とは「視覚」「嗅覚」「聴覚」「温熱感覚」「触覚」の5つの感覚で、どれもよい睡眠に欠かせない要素。視覚は、光と色の情報。嗅覚は香り、聴覚は音。温熱感覚は寒暖に対応すること。触覚は、肌に触れたときの心地よさを指します。
寝床の近くに温湿度計
暑い寒いなど温熱感覚をチェックするには、温湿度計を寝床の近くに置いておくと、より正確に把握できる。
なるべく真っ暗で
わずかな明かりでも、肥満率やうつ病の罹り患かん率が上がるという研究結果が。真っ暗な部屋で寝るのが理想。
よく眠れる色は「青」
英国の研究によると、よく眠れるのは青、眠れないのは紫。カーテンや寝具は青を基調としたパステルカラーを選んで。
掛け布団は羽毛布団を
ドレープ性のある羽毛布団は、体になじみ、すき間をつくらないため、寝返りを打っても、暖かさが保たれる。
肌ざわりのいいパジャマ
直接肌に触れるパジャマは、パイルやガーゼ、シルクなど、自分で心地よく、落ち着く素材を選んで。
安眠を誘うのはラベンダー
電気毛布のラベンダーは不安感を解消し、睡眠の質を上げるという学術的な報告もあるが、好きな香りを選ぶのがいちばん。
電気毛布の使い方に注意!
一晩中つけていると、乾燥したり暑さで目が覚めたりするので、寝入りばなだけつけて、寝るときはスイッチオフ。
音はないほうがベター つけるなら自然の音
安眠には図書館並みの静けさが必要。音がないと眠れない人は、自然の音色やクラシック、ヒーリング音楽などを。
友野先生の快眠習慣
まず生活リズムを乱さないこと。0時から6時までの間は必ず寝るようにし、その前後に1時間足して、合計7時間睡眠を目指しています。またパジャマを着ることは、私の入眠儀式。上質なガーゼのパジャマは、安くはありませんが、睡眠時間が美容や健康を育む時間になると考えると、コスパのいい投資アイテムです。
★合わせて読みたい★
寝てもだるいなら、それは「眠り」が原因! 睡眠コンサルタントに教わる【睡眠セルフチェック】とは?
※この記事は「健康」2023年冬号(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。
睡眠コンサルタント
友野なお
ともの なお●睡眠コンサルタント
株式会社SEA Trinity代表取締役、産業心理カウンセラー。日本公衆衛生学会、日本睡眠学 会、日本睡眠環境学会正会員。順天堂大学大学院 スポーツ健康科学研究科にて修士号を取 得。睡眠を見直し、15kgのダイエットと重度のパニック障害の克服、体質改善に成功した経験から、睡眠を科学的に学ぶ。『眠れないあなたを救う「睡眠ファースト」』(主婦の友社)など著書多数。二児の母。
ともの なお●睡眠コンサルタント
株式会社SEA Trinity代表取締役、産業心理カウンセラー。日本公衆衛生学会、日本睡眠学 会、日本睡眠環境学会正会員。順天堂大学大学院 スポーツ健康科学研究科にて修士号を取 得。睡眠を見直し、15kgのダイエットと重度のパニック障害の克服、体質改善に成功した経験から、睡眠を科学的に学ぶ。『眠れないあなたを救う「睡眠ファースト」』(主婦の友社)など著書多数。二児の母。