中道あんさん「みんな人にお金のことを聞かない」節約に扶養控除に故郷納税。聞かないから損してることって?
ふるさと納税の醍醐味は
そして、高齢になればなるほど面倒くささから自ら率先して調べようとはしません。
「ふるさと納税」をやった方がいいそうだけど、分からないからしていない。という声をよく聞きます。私も会社員時代に、後輩から何度も勧められたのですが
✓手続きが面倒臭そう
✓制度が理解できない
などの理由から見送っていました。
それは、先ほども書いたように、納めてしまったものに興味が薄いからです。
でも、フリーランスになり自分で税金を納めるようになると、支払うものにも意識が向きます。自営業者にとっては売上とおなじくらい税金にも知恵が必要になってくるからです。そこで、改めて「ふるさと納税」とは、なんぞやと調べてみたのです。
同僚は「節税」だと教えてくれましたが、実際には、本来納めるべき所得税や住民税を、自分の好きな自治体に対して納税。1月1日~12月31日までの期間に、翌年支払う予定だった所得税や住民税を「寄付」という形で「先払いする仕組み」です。
控除されるタイミングはふるさと納税を行った翌年です。例えば、年収600万円で独身の女性が7万7000円ふるさと納税した場合は2000円を除いた7万5000円が控除されます。
ふるさと納税の醍醐味は、納税したことに対するお礼として特産品が届くということです。ただ、私の周りでは特産品1件につき2000円を負担していると勘違いしている人が結構います。この誤解が制度を利用しない原因ではないかと思います。5件寄付したら1万円負担するという誤解。
物価が高騰したことで、高価な嗜好品よりも、日用品や食品を選ぶようになりました。去年秋にトイレットペーパーを返礼品にしている自治体に寄付してとても重宝しました。
そろそろ切れるタイミングで寄付しようとしたら、なんと年末まで品切れです。賢い主婦は、生活費削減のためにふるさと納税を利用しはじめているのではないでしょうか。
美味しいイチゴが食べたくて1万円を寄付して大粒のイチゴパック4箱をゲットしました。とても美味しくて満足ですが、これ1回で終わってしまうと、2000円でイチゴを買うに等しいのでさほどお得ではないと思いました。なので還元率も視野にいれて限度額いっぱいまで利用しようと思います。
まだまだ、知らないことはきっとあると思います。税金のことは知らなくてもいいという時代は終わって、知識があるかないかで家計の差がますます大きくなるのではないでしょうか。
「誰かのために」を手放して生きる
中道あん著
自由国民社刊
これまで「家族のために」生きてきた自分に、革命を起こしてはみませんか。
普通の主婦から会社員へ、そしてトップブロガー・起業家になったあんさんが「50代からの生き方」を提唱。
※この記事は2024年7月30日に文章構成を変更しました。
★あわせて読みたい★