【後編】70歳 料理研究家 大庭英子さんの暮らし。「ようやく“丁寧に”が楽しめる年齢になりました」
見た目にも美しい昔ながらの道具を暮らしの相棒に
プラスチック製品はほぼ持っておらず、料理から収納まで、ざるや桶、かごなどの自然素材の道具を使っています。普段は食器乾燥機ですが、ささっと洗いたいときは水切りのいい竹ざるが便利。壁にかけておくと自然に乾きます。通気性のある桶は米びつとして。
特に大切に使っているのは大分の青竹細工職人・桐山浩実さん作のざるやかご。実用の芸術品として言っていい美しい仕事ぶり。私が死んでも後世に残る品。そういうものと生活をともにできるのは、うれしいことです。
やりたいことは予約して手帳に記す
50代のときに体調不良で1カ月ほど入院したことがあり、それ以来、仕事以外の時間も大切にするようになりました。“いつか”ではなく“すぐ”。予約や予定を手帳とスマホに書き込んでしまえば、実行力が身につきます。手帳は長年愛用している「トラベラーズノート」。
体のメンテナンスはタスクにして定期的に行う
メンテナンスは“ひどくなる前に”がモットー。週に1回のマッサージと2年前から月2回ヨガも始めて、現状をキープできるように努めています。続けるコツは、強制的に予定を組むこと!
写真/清永洋
※この記事は『60代からの小さくて明るい暮らし』主婦の友社編(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。
★あわせて読みたい★
60代からの小さくて明るい暮らし
主婦の友社編
主婦の友社刊
60代からは、生き生きと明るく暮らしたい!
自分らしく年齢を重ねるためのヒント集。
人生も後半ともなると、先の不安や心配ごとのひとつやふたつ、誰にでもあるものです。でも、それらと何とか折り合いをつけて小さくても、楽しい暮らしを営んでいきたいもの。そこで、お手本となる50~80代の方々に住まい、食事、健康、おしゃれ、習慣や考え方などについて、小さな楽しみや、暮らしの工夫や心がけをお伺いしました。ぜひ、今日から実践できるアイデアを見つけてください。
※「詳細はこちら」よりAmazonサイトに移動します(PR)