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中道あんさん流 不安やストレスをスッキリ手放すための「心のリセット習慣」とは?

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中道あん

人生100年時代というなら、50代はまだ半ば。忙しい毎日を過ごしているみなさんは、5年後、10年後が見えていますか? わかっていることは、のんびり隠居なんて夢物語ということ。それなら不安を抱えたままにしないで、何かできることをしたい! 今回のテーマは、トップブロガー中道あんさんが考える、“心の荷物”のおろし方。

▼前回はこちら▼60代のお小遣いはいったいどれくらい?現実と理想 中道あんさん流

50代という年齢は、これまでの経験や人間関係、生活の中で積み重ねてきたものが多くなる一方で、それが重荷になりがちな時期でもあります。

心の中に溜まった不安やストレスをどのように解消し、自分らしい生き方を取り戻すのか私の体験からお伝えしていきます。

心の重荷を荷物に例えて考える

心の不安やストレスを「荷物」に例えてみましょう。人生の旅路を歩いている私たちは、年齢を重ねるごとに、その荷物がどんどん増えていきます。若い頃は軽かったリュックも、仕事のプレッシャーや家族の期待、人間関係の悩みなどが増えるにつれて、背負っている荷物がずっしりと重くなっていきます。

そして50代になると、そのリュックの重さがピークに達し、「もうこれ以上は背負いきれない」と感じることが多くなるのです。

この荷物は、すべてが自分にとって必要なものばかりではありません。古くからの習慣や、他人の期待に応えようとするプレッシャー、過去の失敗への後悔など、実は手放してもいいものがたくさん詰まっています。

でも、「今さら捨てるなんてできない」「これは自分にとって大事なものかもしれない」と考えてしまい、なかなか軽くすることができないのです。

実際、私の場合は母との関係性がそれにあたります。とにかく、毎日のように電話がかかってきては愚痴を聞かされ、助けを求められ、あげく文句を言われる。

ある夜のこと、実家に向かう途中で手がもがれるような感覚に陥ったことがあります。あのときは、ほんとうは実家になんて行きたくない、家でのんびりしていたい、どうして私ばっかりに負担を強いるのかという怒りが爆発しながら向かっていました。親から搾取される人生なんだという悲しさが強いストレスとなり、自分の手が母のものであるかのように感じたからだと思います。

こんなことをしていたら自分の方がダメになってしまう。夜道を自分と向き合いつつ実家へと急いだのでした。

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