物価高の防衛策「節約しているのに、お金が残らない!」その落とし穴とは? 井戸美枝さんのアドバイス
「まとめ買いやプチプラで節約に励んでいるのに、お金が残らないのはなぜ?」そんな、やりくりが苦手な方も少なくないのでは。厳しい物価高を乗り超えていくために、ファイナンシャルプランナーの井戸美枝さんに、節約のコツを教えていただきましょう!
▼物価高に負けない!食費対策▼
気づいたら「食費がこんなにかかってた…」を防ぐ、井戸美枝さんのアドバイスが目からウロコすぎる!
【やりくりが苦手なTさんの悩み】
食品や日用品は特売の日にまとめ買いし、洋服や化粧品はプチプラで買って、節約に励んでいますが、ストレスがたまって結局は衝動買いで散財……。落ち込みます。
【井戸さんのアドバイス】
・大事なものにお金をかけ、不要なものはとことん削るメリハリで出費減&満足度アップ!
・日用品は種類を絞って、在庫管理を徹底させましょう。
・洋服代はクローゼット整理と予算化で、重複買い、ムダ買いをシャットアウト!
・レジャー費は、出かける前に必ず割引サービスをチェックしましょう。
優先順位を決めて満足度アップ&ムダ買いをカット!
流動費はやみくもに節約に励むと、「あれもダメ」「これもダメ」とガマンばかりになりがち。ストレスから、ご相談者のように散財に走る人も少なくありません。
うまく節約するために、重要なのは優先順位をつけることです。
たとえば、食費や日用品などは必需品ですから先に予算をとり、それ以外の洋服代や美容費、レジャー費などは残ったお金やこづかいでやりくりするのが基本です。
ただし、レジャー費や洋服代などは生活の潤いや満足度にも関わるもの。削り過ぎると、楽しみがなくなってやはりストレスがたまってしまいます。
ここでも大事なのは、優先順位です。
私自身も洋服が大好きなので支出を抑えるのに苦労していますが、一方で、エステやアンチエイジングのサプリメントなどには興味がありません。なので、洋服代にはある程度お金をかけ、その分美容費を極力カットしています。自分に興味がない分野なら、とことん削ってもつらくなりません。
みなさんも、ぜひ自分にとっての優先順位を考えてみてください。レジャーは大事だけど、衣服費はお金をかけなくてもいいなど、自分が削れる部分があるはずです。そこを集中的に見直しましょう。
私の経験も踏まえて、食費以外の流動費のコントロールのコツを紹介します。