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【室井滋さん】の上機嫌で生きるコツとは?「反省して、謝って、次に進む!」

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ゆうゆう編集部

自分の直感に素直に従えば大体のことはうまくいく

もう一つ、室井さんが心がけていることがある。それは直感を信じること。室井さんはよく「感じて」しまう人なのだ。

「雨の日に、ビルの入り口で傘を傘立てに置いたんです。そしたらね、傘が『さよなら』って言った気がしたの。思い過ごしだろうって思ってそのまま中に入ったんだけど、用事をすませて出てきたら、やっぱり傘はなくなっていた。あ~、自分の直感を信じて、ちゃんと対策すればよかったって後悔しました」

人間関係においてもそれは同じだと言う。

「ご縁みたいなものってあると思うんです。この前も、別々の現場で会ったAさん、Bさん、Cさんが同じ映画に関する話を私にしたの。私、全然この映画に関わっていないのに、何でこんなに?って思っていたら、その映画の監督さんとお仕事することになったの。ああ、ご縁でつながっていたんだ!ってわかりました」

ご縁を感じた人との関係は不思議と長く続き、室井さんのライフワークに携わっていってくれるそうだ。その一人が、絵本作家の長谷川義史さん。雑誌『週刊文春』で12年間続いた室井さんの連載で、挿絵を担当してくれていた。

「連載中はほとんどお会いしたことがなかったんですが、長谷川さんの個展が東京で開かれたので、ご挨拶に伺ったの。そしたら偶然そこに来ていた出版社の方が『室井さん、絵本を出しませんか?』って。最初は『えぇ? 無理無理!』って断ったんです。でもやっぱり、『待てよ』と思い直して(笑)」

そこから生まれたのが、初めての絵本『しげちゃん』だ。絵は長谷川さんが描いてくれた。

「そしたら今度は、絵本を朗読してくださいってお話が来たのよ。長谷川さんと話して、だったら二人で読むだけじゃなくて楽器も入れようと」

気づいたらメンバー4人で「しげちゃん一座」を結成。日本各地の公民館、ホール、学校などで絵本ライブを展開する。

「親子連れが多いのかなと思ったら、7~8割は大人なの。もう10年以上、月1~2回のペースでライブをしています。北海道から沖縄まで、旅行気分。メンバーは全員お酒好きだし、楽しいですねえ(笑)」

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