ひとりは寂しい、とは限らない。孤独は「感じ方」【和田秀樹さん】おひとりさまの心をラクにする考え方
【新常識】現代はおひとりさま大歓迎の時代 → おひとりさまは恥ずかしくない
もともと、おひとりさまは、ひとり旅やひとりでレストランに食事に行く人に対して、呼ばれるようになった言葉です。
今でこそ、ひとりで温泉宿に泊まるのはあたりまえですが、ほんの数十年前までは、ひとり客を嫌がる宿が多かったのです。
理由として、ひとり客は訳ありで、犯罪者かもしれないし、宿代を踏み倒されるかもしれない、という懸念があったからなどといわれています。
とくに女性のひとり客は嫌がられていたようで、「自殺でもされたら困る」といった理由で、宿泊を拒否されることもあったようです。
昭和の温泉宿は団体客が中心のビジネスモデルでしたが、社員旅行などの団体旅行が激減するとともに、家族やカップル、おひとりさまをお迎えするサービスにシフトしてきました。
令和の温泉宿は、おひとりさま大歓迎で、おひとりさまプランも充実しています。インターネット予約サイトでは、個人情報を入力しなければならないので、宿側としても安心してお客さまをお迎えできるようになったのだと思います。
世間の目も変わってきました。かつてはなぜか、「ひとり旅は恥ずかしい」という世間体がありました。
その理由として、ひとり旅をしている人は、「友だちがいない寂しい人」と思われるのが嫌だったからでしょう。
飲食店も、女性がひとりで食事をしていると、まわりが好奇の目で見ているという時代がありました。
でも今や、おひとりさまがレストランで食事をするのは、少しも珍しい時代ではなくなりました。
この時代の変化はどうして生まれたのでしょうか。それは、おひとりさまの楽しさが、みんなにわかってしまったからだと思います。
サービスを享受するお客さまもそうですし、経営側もおひとりさまが売り上げにつながることがわかってきたから、おひとりさま向けのビジネスがあたりまえになってきたのでしょう。
最近は「ソロ活」という言葉もブームになっています。旅行や食事だけでなく、劇場での映画鑑賞や観劇、コンサート、ショッピングなど趣味の活動全般をひとりで楽しむことがあたりまえの時代になってきているのです。
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