長引く咳やじんましん、「年齢のせい」で片づけないで。大人になって増える【かくれアレルギー】とは
中高年はアレルギー・アナフィラキシーが重くなりやすい
アレルギーは、年齢によってその現れ方や重さは大きく変わります。
特に中高年では、見過ごせないリスクが潜んでいます。
食物アレルギーや薬剤アレルギー、ハチなどの昆虫毒によるアレルギーでは、ときに全身に強い症状が現れることがあります。これを「アナフィラキシー」といいます。
アナフィラキシーはどの年代でも起こり得ますが、特に高齢者では重症化しやすく、死亡率が高いことが知られています。実際に、国の統計でも、アナフィラキシーによる死亡の多くは成人、特に高齢者に集中しています。
その背景には、いくつかの要因があります。
心臓や血管の病気をもともと持っていること、高血圧の治療で使われる薬(β遮断薬やACE阻害薬など)の影響、さらに症状を「大したことはない」と軽く見てしまうことなどが、重症化につながっていると考えられています。
また、ぜんそくについても注意が必要です。吸入薬の普及によって、発作で救急受診する人や死亡者は減少しましたが、それでもなお毎年およそ千人超が亡くなっており、その多くは高齢者です。
このように、アレルギーは年齢とともに軽くなるとは限らず、むしろ重く現れることがあります。
高齢化が進む日本においては、決して見過ごすことのできない問題です。
これまで症状が軽かったから大丈夫、という考えは危険です。
年齢による体の変化を踏まえ、アレルギーとの向き合い方を見直すことが、重症化を防ぐ第一歩となります。
▼あわせて読みたい▼
>>気圧が不安定な時期の不調に。小林弘幸先生が教える、自律神経を整える朝習慣と3分ケア >>朝起きてすぐやるべき3つのこと。睡眠の質を上げる「朝のルーティン」とは?【睡眠専門家監修】 >>【50代からの快眠術】朝までぐっすりと眠れる体になるための「生活習慣」と「食事のコツ」とは?※この記事は『その不調、「かくれアレルギー」が原因かも』鈴木慎太郎著(あさ出版刊)の内容をウェブ記事用に再構成したものです。
その不調、「かくれアレルギー」が原因かも
鈴木慎太郎著
あさ出版刊
呼吸器・アレルギーの専門医が、「こんなものが原因でアレルギーに?」と思うような意外な事例を紹介しながら、読者が自身の不調とアレルギーの関係に気づけるよう解説します。
※詳細は以下のボタンへ
