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「60代以上は放置すると危険!」糖尿病や認知症にもなりうる【歯周病菌】今すぐできる予防法は?

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ゆうゆう編集部

歯周病菌は全身疾患の大きなリスクに

では、歯周病にはどんなリスクがあるのだろうか。

「一番には歯を失うことですが、全身的な問題として糖尿病や心疾患、脳血管疾患などのリスクが上がるということも挙げられます。さらに歯周病は認知症にも関わると考えられ、今いろいろな研究が行われているところです」

命にも関わる全身疾患に影響を与える歯周病だが、自覚症状があまりないため気づきにくい。

「定期的に歯科医院に通っていない方でも、60代になったらチェックしたほうがいいですね。歯周病かどうかは、歯周ポケットの中にモノサシ状の小さな器具を差し入れ深さを測って判定します。深さが3mm以内なら問題ありませんが、4mm以上になると歯周病の疑いが。歯磨きをしたときに出血があるような場合も気をつけたほうがいいかもしれません」

歯周病予防の基本はプラークコントロール、つまり歯磨きだ。

「歯磨きで歯と歯ぐきの境目、あるいは歯周ポケットの中にある歯石や汚れを全部取り除いて、いつもきれいにしていれば、歯周病は進行しません。実に簡単、でもこれが難しいんですけどね」

歯周病と関連があるとされる全身疾患

取材・文/本木頼子

※この記事は「ゆうゆう」2025年7月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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