見逃してはダメ! 体と心が発する4つの危険なサインとは?【夏の気分の落ち込み対策】
ストレスをためずに夏を健やかに過ごすには
夏の気分の落ち込みを引き上げ、折れない心をつくる秘訣は日常生活にたくさんある。
「まずは食事ですね。セロトニンのもととなるトリプトファンは、大豆製品や乳製品、ナッツ類、バナナやアボカド、魚ではかつおに多く含まれているので、積極的にとりましょう」
食欲のないときは冷ややっこにかつお節をかけて。おやつにはフルーツやナッツなどを。
「冷たい飲み物も、暑いときには我慢しなくていいと思います。ただ体を冷やしすぎないよう、飲み物だけでおなかがふくれないように注意してください」
温度差や強い日差しはできるだけ避けたほうがよいとのこと。
「外出はなるべく早朝や夕方にして、日中出歩く場合は日傘やサングラスを。室内で冷房をつけていても、窓からの日差しには要注意です。窓際を避けたり、遮光性のカーテンなどを使ったりするといいですね」
運動やストレッチも有効だ。
「呼吸が浅くなると不安になりやすいので、肩を回して胸を開くようにするといいですよ。運動は激しいものではなく、ラジオ体操をのんびりやるくらいがおすすめ。手足の指でグーパーをするだけでも冷房対策になります。無理せず、自分をいたわりながら行いましょう」
大きなため息で【心のコリほぐし】
心を安定させるには深呼吸がおすすめ。でも、いきなり深く吸うのは難しいので、まずは吐くことから始めます。特に気持ちが落ち込んだときは、思いきり大きなため息をつきましょう。体の力を抜いて、悪いものを全部出してしまうイメージです。吐けば自然と息が入ってきます。幸せは逃げませんから、大丈夫ですよ。
つまんで揺らして【体のコリほぐし】
心がかたくなっていると体もこわばるもの。体のコリをほぐすことで、心もゆるみます。コリをほぐすために私が実践しているのは、かたくなった部分の皮膚をつまんで優しく揺らす方法です。こり固まった筋肉を力任せにギュウギュウ押すのは逆効果。優しい刺激で筋膜をほぐして筋肉のこわばりを解消しましょう。
※この記事は「ゆうゆう」2024年9月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
取材・文/志村美史子 イラスト/タナカユリ
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ゆうゆう2024年9月号
特集は「折れない」心と体の育て方です。まだまだ続きそうな猛暑。厳しい暑さに、体ばかりでなく心まで折れそうになっていませんか? 体と心はつながっています。ちょっとした気持ちのリセットや体へのアプローチ、食事の見直しで、心を引き上げ、体を鍛える。素敵な方々にそのコツを教わりました。デビュー50周年を迎えた女優の前田美波里さんや、「おくさまは18歳」で大ブレークし、国民的アイドルとなった岡崎友紀さん(歌手、俳優)、ほかにも、人気料理家の藤井恵さんには「折れない」体を作る大豆レシピ、整形外科医師の中村格子さんには「かんたん体操&ストレッチ」、メンタルアップマネージャ®️の大野萌子さんには「夏の気分の落ち込み対策」をお伺いしました。
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