【確定申告】今年は3/17が〆切り!還付金が欲しい。けど、経費ってぶっちゃけ何が対象?【シニアのはじめて確定申告#3・経費編】
ついに申告へ。シニア女子はスマホ申告デビューできるのか?
——ではいよいよ申告します! スマホでも申告できるそうですが、マネリテ低いシニア女子で、大人眼鏡が必須の私もスマホでできますか?
矢澤「スマホの申告は以前よりだいぶ簡単になりました。シニア女子ではありませんが、私もスマホ申告です。老眼鏡でも大丈夫です」
——そこは大人眼鏡で。でもスマホで面倒な操作をするのは気が進みません。直接税務署に行ったら申請の方法を教えてくれないですかね?
矢澤「もちろん税務署では親切に教えてくれます。ただ3月の締め切りが近づくに連れて混み合って、入口から長蛇の列となりかねないので、今この時点だと時間と気力が必要です。覚悟してください」
——そうですか……。では、まずはスマホでトライしてみます。でも漏れや間違いがないか心配です! もし間違えてたら誰か教えてくれるんでしょうか?
矢澤「記入の仕方が間違っていた場合、税務署から郵送か電話で連絡が来ます」
——では、やってみるしかありませんね。でも私こう見えて結構忙しいんですよ。3月17日までに間に合わないと、どうなるんですか?
矢澤「無申告加算税というものがかかることがあります。ただ、期限後申告といって3月17日の締切後1カ月以内なら無申告加算税はかかりません。ちなみに確定申告って、2月17日より早く申告してもOKなんです。年が明けてすぐやると還付金が戻ってくるタイミングも早まります。税務署も空いているので相談にも時間をとってくれやすいといいことだらけ。来年は早めの申告をおすすめします」
——はい。あ、来年もやるんですね、これ。来年どころかずっとやる? 正直しんどいです。
矢澤「しんどいのは共感します。ただ第1回目でお話ししたように、税金は1年間の収入を見込み額で算定していますので、ふぐ子さんのように昨年会社を退職して、その後の収入がガッと下がっている人は還付される可能性大ですから、ぜひやってくださいね」
——うーむ。もしギブアップした場合、先生のようなFPの方に個人で相談は可能ですか?
矢澤「税金の申告に関して、基本的には税理士の範疇なので個人であっても税理士の方に相談するとよいですね。ただし一般的な入力方法等であればサポートします。料金は相談に応じてかわります」
さて、最後となりますが、ここで確定申告のチェックポイントを4つまとめたので、
ぜひ心得てくださいね。
【1】申告は「ありのまま」を心がけて。収入や経費をごまかそうとするとリスクが生じます。
【2】控除の項目を確認して。さまざまな控除は申請しないと受けられないものが多いので項目のチェックを。国税庁の確定申告特設サイトがおすすめです。
●確定申告期に多いお問合せ事項Q&A
確定申告期に多いお問合せ事項Q&A|国税庁
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/qa/01.htm
【3】領収書とレシートは捨てないで。スーパーやドラッグストアでも控除対象や経費になる項目があるので保管を心がけましょう。
【4】はじめての確定申告は時間に余裕をもって。早めに始めると税務署にじっくり相談も可能です。
では確定申告頑張ってくださいね!
——はい!この記事書き終えたら即やります!
ご協力いただいた 矢澤理惠先生
ファイナンシャル・プランナー(CFP®)マイアドバイザー所属
株式会社オフィスヤザワ 代表
ファイナンシャル・プランナーを目指したきっかけは「知らないと損をする」ことを自分で実感したため。祖父母の相続時に発生した「争続」、何の対策もしておらず2度も払った多額の相続税。その時に「前もって知っている大切さ」に気づき、知っていると得をする、幸せになることが世の中にたくさんあるとお知らせするべく、車を大事にしている方向けの個人相談、コラム執筆、ライフプランニング&資産運用のセミナーを3本柱としてとして活動中。
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