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61歳【はじめてのひとり暮らしの生活費】中道あんさん流 

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中道あん

とはいえ、煙草も吸わないし、コンビニにも行かない、お酒も家ではほとんど飲まないし、車も持っていないのでガソリン代や維持費もかかりません。食べたいものくらい好きに食べたっていいんじゃないの?とも思います。何にお金を使うのか、理由と目的がハッキリしていれば、世間との比較を気にしすぎることはないと思います。

私の家計管理は、とても簡単です。月末に、銀行、証券会社の口座残高をエクセルに入力して前月比、前年同月比で資産が増えていれば、オッケー。減っていれば理由を考え対策をする、というシンプルなものです。いまのところ、少々好きなものを食べるくらいなら資産形成に影響はないようです。

ズバッと先取り貯金派だから

55歳で会社を退職して起業しました。6年働いた会社の退職金は80万円弱でした。小さな会社でしたけれど、中小企業退職金制度に加入してくれており、社員が辞める時に支払われる外部の積立型退職金制度でから支払われました。私は、このお金を全額自己投資してビジネスの発展に繋げることに成功。

これは、お金とスキルを交換したと言えるでしょう。節約して、苦労して貯めたお金なら、使うときには「せっかく貯めたのに……」とギューと握りしめて使えなくなります。それでは、お金の循環はできません。

だから、知らぬ間に、気づいたら貯まっていた「お金」の存在が必要なのです。例えば、積立NISA、純金積み立て、コイン投資など、使う予定のないお金で何かにほったらかし投資して資産形成していく。そういった意味で、今年から小規模企業共済に加入し、自分で退職金を作ることにしました。

この制度は、個人事業主や会社役員が掛金を積み立て、退職や廃業時に共済金が受け取れる制度です。個人事業主になって売り上げが立ってきたら、ぜひおススメしたい制度です。毎月の掛金は全額所得控除の対象となり、毎年の所得税と住民税が軽減されます。共済金を一括で受け取る場合は退職金扱いになり節税のメリットが大きいです。

日々、節約してお金を残そうと意識して暮らすのか、はじめに貯金しておき残ったお金で生活をやりくりするのか、どちらが気は楽でしょうか。私は、ズバッと先取り貯金派でして、いろんな口座に少しずつ自動で貯まる仕組みを作っており、ある程度貯まってきたら投資に回しています。

小規模企業共済は途中で解約できませんが、いつか廃業した後には、そのお金でパーッと旅行へ行くつもりです。ワクワクの目的があれば、貯金も楽しいものになりますね。

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ビバ!還暦 60歳海外ひとり旅はじめました

中道あん著
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ひょんなことから50代にひとり旅を経験した著者。これまで「旅はだれかと行くもの」「ひとり旅って楽しいの??」と思っていたのに、経験してみたらものすごく楽しかった!そこから国内ひとり旅に目覚め、今回とうとう海外ひとり旅にもチャレンジ。しかも、目的地はずっとあこがれだったパリ!(ティファニーの指輪はあきらめて涙)。ただし、国内は旅慣れてきたとはいえ、純粋な海外ひとり旅は初めて。ホテルはどうする?言葉は大丈夫?ぼったくられたりしない??ドギマギしながら準備をし、いざパリへ!!60才を迎えた著者の初めて体験を通じて、読者もパリをひとり旅している気分になれる1冊。さらに、大人の女性のひとり旅ならではの実用情報も満載(荷物の準備は?資金の作り方は?言葉は?危険じゃないの?現地でどう過ごす?etc.)。クスッと笑える、繰り返し読みたいシニアのリアル旅エッセイ。

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