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「経済的に恵まれている人や夫婦仲のいい人を見ると、落ち込みます…」周りと比べずに生きるコツは? 人気心理カウンセラー・根本裕幸さんが回答

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ゆうゆう編集部

【お悩み②】
シニアフラダンスを始めました。ダンス後のお茶会などを楽しんでいるのですが、チーム内にちょっとした派閥があります。おしゃべりは楽しみたいけれど、悪口や噂話などが多くなると面倒だな、と思ってしまいます。
(チエさん 73歳/神奈川県)

【アドバイス】派閥があるのは普通のこと。理想を追いすぎず、楽しんで

グループの人間関係がいいというのは理想ですが、派閥のないグループはありません。あるとすれば、先生が怖くて一体感が生まれるというケースでしょう。これまでの人生でも似たような経験はたくさんあるはずです。派閥や噂話はあるという前提で、どういう距離感でつき合うかを自分で決めましょう

ストレスが大きいのであればチームを変更するのも手ですが、どこに行っても似たりよったりの問題はあると考えてください。新しいコミュニティに加わること、体を動かすことは健康の秘訣です。理想を追いすぎず、現状とうまくつき合って楽しみましょう。

いちいち悩まないために心をほぐすワーク❷【制限を外し心を自由にする】

私たちは「こうすべき」という概念にとらわれ、心や行動を制限してしまいがちです。その制限から解放される想像をしてみましょう。自分の正直な思いが現れてくるでしょう。

❶あなたが日常生活の中で「窮屈さ」「締めつけ」「不自由」を感じるもの、場面、出来事を書き出してみましょう。

❷①でリストに挙げた項目で、あなたの友達がみじめな気持ちや自己嫌悪などを感じているとしたら、どんな言葉をかけてあげますか?

❸もし、あなたが①のリストに挙げたような制限から解放されたとしたら、どんなことが起こるでしょうか? どんな気持ちで毎日過ごしているでしょう? 具体的にイメージしてみてください。

アドバイス

このワークは日々の疲れを癒やし、明日への希望を培う素晴らしい効果が期待できます。②の言葉を自分へ向けてみてください。制限がなくなったイメージはあなたの今後進むべき道を示してくれるでしょう。

取材・文/森山佳織

※この記事は「ゆうゆう」2025年4月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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