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人生後半戦の『ターニングポイント』を前向きに!

映画史上最高齢の“お尋ね者”を演じた草笛光子さん。「これから先の人生は、アンジーみたいにわがままに生きようと思っています」【草笛光子さんのターニングポイント#2】

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藤岡眞澄

「アンジーみたいにわがままに生きようと思っています」

一方、そうは言っても91歳。ふとした瞬間に“孤独”を感じることはないのだろうか? ロッキングチェアで一人、グラスを傾けるアンジーの表情にも、ふと孤独の影が差す瞬間が見えた。

「女優は孤独な仕事ですよ。アンジーのように、自由な人ほど孤独なんじゃないかしら。

でも、私には家政婦さんがずっといてくれるし、事務所の人もいるし、一人ぼっちっていうことがないから、そういう意味では孤独ではないですね」

お母さまと誓った「光子ちゃん、きれいに生きましょうね」というブレない“軸”があるからこそ、「人には恵まれている」いまがあるのだろう。

「ただね、私も90歳を超えたら、人にどう思われてもいい、勝手にしやがれって思うところが多くなりましたから。そこが、アンジーと似ているのかしら。

自分のやりたいことをやりたいようにやっているでしょ。これから先の人生は、アンジーみたいにわがままに生きようと思っています」

ディーン・フジオカさんとの共演シーン。
「リヤカーも楽しかったけれど、ディーン・フジオカさんのバイクの後ろに乗って走ったのも気持ちよかったです」

なんて正直でチャーミングな感想。映画館を出たら、あなたもちょっと冒険がしてみたくなるはず、だ。

謎の青年が、かっこよく登場!

■公開情報
『アンジーのBARで逢いましょう』
4月4日(金)新宿ピカデリー/シネスイッチ銀座 ほか全国公開
監督:松本 動
脚本:天願大介
出演:草笛光子
松田陽子、青木 柚、六平直政、黒田大輔、宮崎吐夢、工藤丈輝、田中偉登、駿河メイ、村田秀亮(とろサーモン)、田中要次、沢田亜矢子、木村祐一
石田ひかり、ディーン・フジオカ
寺尾 聰

©2025「アンジーのBARで逢いましょう」製作委員会
配給:NAKACHIKA PICTURES

スタイリスト:市原みちよ
ヘアメイク:中田マリ子(ヘアーベル)
撮影:中西裕人

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