【50代からの歯のお手入れ】歯を失ったら…?医師が解説する「インプラントOKな場合とNGな場合」
進歩したデジタル技術を歯科治療にも導入
近年は科学技術の進歩により、歯科でもデジタル化が進んでいる。歯科治療の最前線を水口さんが教えてくれた。
「たとえば歯の型をとる作業は、オーラルスキャナーと呼ばれる画像センサーによって、3次元データとして取得できるようになりました。従来は鋳型に金属やプラスチックを流し込んで義歯を作っていましたが、今後はそのデータをもとに3Dプリンターで義歯を作ることも可能になるでしょう。材料に関しては精度や強度がまだ十分ではありませんが、これから改良されていくと思います。歯科技術はどんどん進化していますから」
義歯に付着した汚れによる誤嚥性肺炎にも注意
シニア世代では義歯を装着している人も多いはず。実は義歯にもデンチャープラークというプラークが付着する。これが炎症を引き起こし、細菌が増えて誤嚥性肺炎の原因となる。誤嚥性肺炎を防ぐためにも、義歯の清掃などケアはしっかりと!
取材・文/本木頼子
※この記事は「ゆうゆう」2025年7月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
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