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30代とは違う、50代からのお金の勉強法「年金に頼らない生き方」を叶える【中道あんさん流】

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中道あん

50代からでも実践できる黄金律

たとえば、30歳で100万円を年利5%で運用すると60歳時点で約432万円になります。つまり30年で4倍以上に増えるということです。一方で50歳では10年後の60歳時点では162万円ほどにしかなりません。これが複利の力です。50代は、この「時間」をという味方が少ないからこそ、お金の扱いそのものを賢く学ぶことが大切なんじゃないかと思うのです。

というと、誰かについて学んだほうがいいんじゃないか?と思われる方も多いはず。けれどまずは、「誰かについていく」のではなく「自分で考え、選ぶ」ために本を読んで土台をつくることをおススメします。ジョージ・S・クレイソン著の『バビロンの大富豪』は、お金の豊かさの原理原則を「古代バビロニアの知恵」として、多くの成功者が推薦してる不朽の名作です。知っている人も多いとは思いますが、改めて紹介すると

① 収入の10分の1を貯金せよ
② 欲望に優先順位をつけよ
③ 貯めたお金に働かせよ
④ 危険や天敵からお金を守れ
⑤ より良き住まいを持て
⑥ 将来の保障を確保せよ
⑦ 自分こそ最大の資本とせよ

これらの知恵はすべて「地に足のついた再現可能な豊かさ」の土台です。中でも①収入の10分の1を貯金せよ、などは50代からでも実践できる黄金律として、基本のキです。本を読んで「知る」ことはできても「行動」しなければ時間の無駄使いで終わってしまいます。1つでもいいから行動に移すことが大事です。

私の場合は、①毎月自動積立をしています。②食べることにお金をかけますが、車を持ってはいません。高級品には無縁です。③自分も働くがお金にも働いてもらうことをモットーにしています。④不動産投資や株式投資ではメンターの意見を聞くようにしています。⑥不労所得の仕組みを作りました。⑦スキルと知識は最大の資産。盗まれることも価値が下がることもない。教養を深めることを生涯のテーマにしました。⑤のより良き住まいに関しては、家賃は発生していますが引っ越して良かったです。

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