【冷え性】がツライ人に朗報!体内時計を整えるホットヨーグルトの作り方とは?
ダイエット中の朝ごはん、何を食べているでしょうか? 太りにくい体をつくる基本は、朝からお肉を食べること、という話を前回までしてきました。でも「朝からお肉はちょっと……」という人に、軽いサイドメニューをおすすめします。管理栄養士の望月理恵子先生に、朝食にとると脂肪が燃えやすい2品を教えていただきました。
▼▼体を温める食材は?
体を温めるナンバーワン食材とは?石原新菜先生がアドバイス
冷え性の人は、ホットヨーグルトで内臓を温め脂肪撃退!
朝食にはたんぱく質と炭水化物をコンビでとることが大切です。
ヨーグルトも、たんぱく質と炭水化物がセットでバランスよく含まれている乳製品ですから、目覚めたあと、体内時計(※)をリセットするのに役立ちます。
また、ヨーグルトに豊富に含まれている乳酸菌が、腸のぜん動運動を活発にして消化吸収を助け、自然な排便を促します。そのため、朝食後におなかもすっきり、快腸(快調)に1日のスタートをきれる、というメリットも見のがせません。
便秘がちな人は、冷たいヨーグルトを食べて腸に刺激を与えると、より便意が起こりやすくなり、スムーズな便通が得られます。好みのフルーツをプラスすればビタミンも補給できて一石二鳥です。
一方、冷え性の人は、レンジで30秒ほど温めたホットヨーグルトにするとよいでしょう。
ヨーグルトは牛乳が原料で、体を冷やすと考えられますから、ヨーグルトを食べたあとにも、さらに体を温める食べ物や飲み物をとって、内臓を冷やさないようにするのもポイントです。冷えが改善すると血流がよくなり、代謝もアップして、体に脂肪がため込まれにくくなります。
※【体内時計】【体内のサブ時計】の乱れはダイエットの大敵!
私たちの体の中には体内時計があり、1日24時間の地球の動きに合わせて生体リズムを刻んでいます。
体内時計がずれると、生体リズムが乱れて、自律神経やホルモンが乱れます。食欲増進ホルモンが増え、食欲抑制ホルモンが低下するなどして肥満を招くのもその影響。体内時計のずれは、ダイエットの大敵といえます。
体内時計は、脳にメインの時計があるほか、内臓や筋肉、皮膚などにサブ時計がいくつもあります。
朝納豆は体温を上げて脂肪を燃えやすくする
食べ物には、体を温めるタイプと、体を冷やすタイプ、その中間のタイプがあります。
たとえば、豆類では、納豆やいんげん、そらまめなどが体を温めるタイプです。一方、豆腐は体を冷やすタイプで、大豆、小豆、えんどう豆は中間のタイプに入ります。
冷え性の人は、体を温める食品を食べると、いったん冷えても回復が早くなります。
納豆は、発酵食品でもあり、それだけで冷え性の人におすすめですが、食べる時間を朝にすると、食事誘発性熱産生(食べたものを消化するために消費される代謝量)が夜より高いため、体を温める効果がさらにアップします。
納豆はたんぱく食品。摂取エネルギーの約30%が熱に変わります。炭水化物は摂取エネルギーの6%が熱になることと比べると、なんと約5倍もの熱が発生するのです。
朝に納豆を食べるだけで、体温もグンと上昇して体がポカポカ、冷えが改善され、代謝も高まり、脂肪が燃えやすくなるというわけです。
冷え性の人は、ぜひ、朝納豆で熱をつくり出し、体を温めてください。
※この記事は『やせる時間に食べてみた!』望月理恵子著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
※この記事は2024年10月10日に文章構成を変更しました。
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