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【ガーデニング】アジサイのイメージ一新!多彩な花色とバリエーションを楽しむ

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更新日

光武俊子

ドライや鉢植えでアジサイを楽しみつくすには

アジサイの鉢花は、たいがい直径15㎝ほどの5号鉢に仕立てられています。鉢から抜くと根がいっぱいに張っていて、いかにも窮屈そうではありませんか? できたらひとまわり大きな好みの鉢に植え替えると、株がのびのびと育って来年また咲いてくれます。

このとき、注意したいのは用土の酸性度! アジサイの花色は土壌の酸度に影響されます。日本の土壌は弱酸性で紫~青色のアジサイに適します。赤色のアジサイをそのまま庭に植えると、しだいに青みを帯びた花色になってしまうので気をつけて。

赤い花色の花を植え替える場合は、酸度を弱めるために少し石灰を施すとよいでしょう。ただし、ヤマアジサイ‘クレナイ’のような原種は、もともと日本に自生しているものなので、酸度を気にする必要はありません。

ヤマアジサイ‘クレナイ’

近年はアジサイのドライフラワーも人気で、リースに加工したりして楽しむ方がふえています。ヨーロッパでは庭植えのアジサイも花後にそのまま冬まで残し、枯れた花がらの造形美を楽しむケースもあります。

ただし、アジサイの多くは花後すぐの夏に翌年の花芽をつくります。花がらを冬まで残してから、株姿をコンパクトに整える剪定をすると、花芽をすべて落としてしまいかねません。翌年も花を楽しむためには、夏までに株姿を整える剪定をしてください。

花がらを冬まで楽しみ、かつ翌年の花も楽しみたければ、アメリカアジサイ‘アナベル’がおすすめです。‘アナベル’は春に花芽をつくるので、剪定は冬でもOK。

アジサイのドライフラワー

アジサイは日陰にも強いものですが、本来は日差しが大好き。日当たりよい場所で育て、鉢植えは表土が乾いたら鉢底から流れ出るまで水をたっぷり与えましょう。肥料は花後のお礼肥と翌年冬の寒肥に、緩効性の化成肥料を規定量施します。

バリエーション豊かなアジサイを今年はぜひ楽しんでみませんか。

※2023年5月10日に配信した記事を再編集しています。

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