【ガーデニング】アジサイのイメージ一新!多彩な花色とバリエーションを楽しむ
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光武俊子
近年、母の日の贈り物に急上昇のアジサイ。コンパクトな鉢植えにボリュームいっぱいの花房が目を引きます。とても丈夫で育てやすい低木で、来年また花が楽しめるのも人気の理由! おしゃれでバリエーション豊かになったアジサイを見直してみませんか。
★クレマチスの育て方★
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アジサイはお寺の境内や公園に咲く花と思っていませんか? 近年は直径15㎝の5号鉢などに仕立てた鉢花が種類豊富に出回って、玄関先を飾るのにぴったりと、人気を集めています。
花色は、初夏の庭を涼やかに彩りしっとりした風情を感じさせる青色や藤色、目の覚めるような赤色、ピンクや白と多彩です。花弁(装飾花)に縁取りの入る品種や、これまでのアジサイとは一味違ってシックな魅力のアンティークカラーまであります。
なかで、白い花房が大きなボール状になることから、人気なのがアメリカアジサイ‘アナベル’です。ほとんどのアジサイが日本の原産種から誕生しているのに対して、‘アナベル’は北アメリカ産。暑さ寒さに強く、北海道でも戸外で冬越しできます。
緑色で咲き始め、真っ白に変化してゆく姿が美しい品種。ただし、茎葉がやや華奢で倒れやすいところがあります。近年は花色がピンクの‘ピンクアナベル’も登場しています。
星がきらめくような八重咲きやピラミッド状の房咲きまで
多くのアジサイは、日本原産のガクアジサイとヤマアジサイが品種改良された園芸品種です。ガクアジサイとは、花弁のように見える装飾花の中心に、極小の両性花が集まって咲きます。ヤマアジサイのなかには、この両性花がなくて装飾花だけが丸く集まるテマリ咲きの種類があります。
それぞれの魅力を生かして、まるで星がきらめくような八重咲きのガクアジサイや、ブーケのようなテマリ咲きの八重咲き品種も誕生。ゴージャスな雰囲気が魅力です。
また、先に紹介した‘アナベル’と同じ北アメリカ原産のカシワバアジサイは、カシワに似た葉の形とピラミッド状になる花房が特徴です。弓なりに伸びる枝先につく花穂はボリュームがあって、迫力満点! 秋には紅葉も美しく、庭植えにおすすめの種類です。